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経験と知見で「社内コンサルタント」へ!ベテラン・シニアが組織に貢献し、やりがいを見つける新しい働き方

長年の経験と知見を持つベテラン・シニア層の社員は、企業にとってかけがえのない財産です。

しかし、役職定年後、あるいは定年後に「やりがいを見失っている」と感じたり、「残り数年だから...」という意識から意欲的に仕事に取り組めないといったケースが散見されます。再雇用後も、「管理職という立場からマインドチェンジできず、他のメンバーへの態度が高圧的になってしまう」といった課題も、人事ご担当者様から聞かれるリアルな声です。

「社内コンサルタント」という新しい働き方の提言

若手世代からは「働きに対してもらい過ぎ」と見られる一方、シニア世代自身も「その処遇に納得している人は3割程度しかいない」というギャップが存在しています。

こうした課題を乗り越え、ベテラン・シニア層が組織で最大限に活躍し続けるために、インソースでは、彼らが持つ経験と知見を最大限に活かす「社内コンサルタント」として活躍する新しい働き方を提言しています。
これはまさに、「お荷物になりかねない人材」から脱却し、「強力な戦力」として組織に貢献する道筋となります。

ベテラン・シニア層の「社内コンサルタント化」がもたらす価値

当社と神戸大学が共同で実施した「高齢者雇用についてのアンケート調査」では、組織側がシニアに向いていると考える仕事においても、「業務経験を生かした仕事」という意見が多く挙がりました。「社内コンサルタント」は、まさにこれまでの経験を生かす仕事の一つです。

社内において、シニア層を「社内独立自営者」として位置づけ、自立的に活動する権限を与えた上で、成果に対するコミットメントを求めることで、彼らはモチベーション高く仕事に取り組むことができるでしょう。

実際にインソースでも、営業系執行役員や部長クラスがグループ内のコンサル会社に移籍し、部下を持たないコンサルタントとして当初想定売上の2倍の業績を上げ、お客様の高い支持を獲得した事例があります。

このように、シニア世代のモチベーションの源泉は、社内ポジションや報酬だけでなく、これまでの経験・ノウハウを生かせる「やりがい」や「達成感」に繋がります。

社内コンサルタントとしての新しい働き方を実現する要素

デジタルスキルの獲得(リスキリング)

「新しいスキル」を身につけることは、シニア層の「自信」を再構築し、意欲を保つ上で非常に有効です。例えば、パワーポイントの清書を秘書に頼んでいた役員が、リスキリング研修で「インデント」の使い方を覚え、自分で資料を完成できるようになり、以前より意欲的に資料作成に取り組むようになった...などという事例もあります。

公開講座の受講者アンケートでも、リスキリング需要の1位が「DX・IT」スキルであり、特にMicrosoft OfficeなどのOAスキルが最も多い結果が出ています。
企業が「3年で辞める若手には教育投資をするのに、ベテラン・シニアへの投資はわずか」という現状を打破し、ベテラン・シニア人材への投資と期待を伝えることは、彼らの活躍の場を広げ、やりがいにつながります。

OAスキルや生成AI関連のスキルを「ゆっくり」学ぶ機会を提供することで、彼らはPC関連業務を自己完結できるようになり、強力な戦力となり得ます。

マインドセットの変革

役職定年や雇用形態の変更によって、ベテラン・シニアに求められる役割は変容します。

この変化の中で、「好奇心を持って仕事人としての『芸』を磨く」、自身の知識・経験を組織の成長のために「知識伝承」する、さらには年下の管理者を意識して「フォロワーシップを発揮」するといった意識改革が不可欠です。これらのマインドチェンジは、働くことを楽しくし、組織全体の活性化と生産性向上に貢献します。

ライフプランの再構築と健康維持

人生100年時代において、50代は「人生の正午」とも言える重要な時期です。

この時期に、企業がベテラン・シニア層に対し、変化を前向きに受け止める意識改革を促すことは、彼らのキャリアを充実させるだけでなく、組織全体の持続的な成長にも直結します。将来に向けた資金計画を立て、健康的な体づくりを行うことは、長く働き続ける上での大前提となります。

知っているようで知らない年金、介護費用、NISAなどの正しい知識を身につけ、今後必要な資金を計算し、収入を得ることの重要性を認識することが、意識変革につながります。また、適度な運動や健康管理によって、長く健康で働き続けられる体づくりも重要です。

まとめ

ベテラン・シニア層の社内コンサルタント化は、シニア層が「やりがい」や「達成感」を感じ、モチベーション高く仕事に取り組むことにつながります。企業がベテラン・シニア層への投資と期待を伝えることで、彼らの活躍の場を広げ、組織全体の持続的な成長に貢献できます。

多様な人材の活躍で20年以上成長してきたインソースとともに、ぜひ貴社のベテラン・シニア層の活躍の課題に取り組みましょう。

シニア層・ベテラン向け研修

インソースでは、ベテラン・シニア層の活躍に向けた研修を多数ご用意しております。組織によりシニア・ベテラン社員の定義は様々ですが、40代向け、50代向け、60代向けといったように、年代に合わせて内容の異なる研修プログラムがございます。役割意識を持たせるだけではなく、役職定年、子会社への出向、部署異動、職種転換といったキャリアチェンジに対応するために必要なビジネススキルに焦点を当てた内容もございます。

貴社のベテラン・シニア層が「変化を恐れず、次のステージへ」と前向きに進み、組織の未来を担う強力な戦力として輝き続けるために、ぜひご活用ください。

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