忙しい店舗運営。スタッフシフト作成等の事務時間、多すぎるコミュニケーションの適正化
![]()
日々、店舗の最前線で活躍なさっている小売店の店長職の皆さま。
じっくりと個々人の能力を開発したいところですが、独り立ちまでの時間は比較的短く、エンドユーザのクレーム対応やパートタイマーの求人採用活動、店舗設備の細かな修繕など、日々店舗を稼働させることで手一杯になってしまい、余裕をなくしている状況がよく見られるとうかがいます。
ここでは「忙しすぎる店舗責任者の雑務をできる限り減らしたい」「成果につながる活動に時間を割いてほしい」という課題を解決するための考え方をお伝えします。
店長の能力で店舗運営の良しあしが決まる
余裕を取り戻す最初のステップ~業務の洗い出し
- 日々の業務を書き出す
朝の開店準備から、スタッフの指導、発注・在庫管理、顧客対応、売上確認まで、1日の中で行っているすべての業務をリストアップします。 - 時間をかけている業務を特定する
リストアップした業務に対して、それぞれにかかった時間を記録します。標準的な処理時間を超えている業務がどれなのかを明らかにすることで、改善のポイントが見えてきます。
優先順位をつけて「ムダ」を削減する
業務を見える化した後は、「優先度」と「重要度」の観点から整理をしていきます。
- 緊急ではないが重要な業務を見極める
例えば、スタッフ育成やマニュアル整備など、日々の運営をより良くするために本来力を入れるべき業務は、忙しさの中で後回しにされがちです。これらを意図的にスケジュールに組み込むことが、長期的な業務改善につながります。 - 標準化・簡素化できる業務を探す
日報の作成やシフト管理など、店舗運営に欠かせないけれど定型的な業務については、テンプレート化やツールの活用による効率化が有効です。
データを活用した「現場改善」のすすめ
限られた時間中でも確実な成果を上げるためには、個々人の感覚に任せるのではなく「数値」で判断し、それを行動指針に落とし込むことが重要です。
- 売上や来店数の推移を定期的に確認
エクセルなどの表計算ツールを使い、曜日別・時間帯別の売上や客数を記録・可視化することで、業務の最適化に向けた仮説を立てやすくなります。 - スタッフの稼働状況や業務分担の見直し
忙しさが偏っていないか、業務の過不足がないかを確認し、必要に応じて人員配置を調整します。これにより、スタッフの負担軽減とモチベーション向上にもつながります。
さて、ここで、定型的な業務のうち「最適値を導き出す」うえで使えるExcel機能、ソルバーをご紹介します。
やさしく学ぶExcel最適化研修~在庫・予算・人員の調整業務を効率化
このプログラムはExcelのソルバーという機能を使って、損益分岐点を探し出す・予算をうまく配分するといった身近な演習に取り組みます。最適化ツールを活用する術を身につけ、手間がかかる業務の生産性向上を目指すプログラムです。
小売店舗責任者の皆さんがいつも時間をとられている「人員シフトを組む」「在庫を鑑みてちょうどよい数の商品を発注する」といった、ちょっとしたコツが要るから他者に任せられないと感じている業務をあっという間に完了させられます。
問題解決力と因数分解力は、店長に必須のスキル
また、こういったExcel機能を使いこなすには、実は次のような力が備わっていることが前提です。
- これがないと始まらない【Excel操作基礎力】
- 何が問題で、それを解消するにはどうしたら?を問う力【問題解決力】
- ものごとを分解して考える力【因数分解力】
問題解決力と因数分解力は、いわずもがな様々なビジネスシーンで求められるスキルです。とくに店舗責任者である店長職は、その名のとおり店内で起こる多様な問題を早く、的確に取り除かなければなりません。
店長のビジネス基礎力のひとつ、問題解決力を高める動画コンテンツ
まとめ
店舗運営の業務改善は日々の小さな挑戦を積み重ねることで定着していくものです。無理のない範囲のできるところから、変化を起こしていきましょう。
セットでおすすめの研修・サービス
店舗スタッフ教育のためのLMS/eラーニングシステム Tempo Study(テンポスタディ)
非正規社員の割合が多い事業所では、数分間のOJT、知識付与よりも実践・応用重視、事故なくその日のオペレーションを回すことが何より重要です。
全従業員が知っておくべきこと・実践すべきことを周知徹底させるには、習熟レベルで理解度が変わらない教育手段を用いること、誰でも短時間でも学ぶことができる環境を作ることが必須です。社会と業界の一般常識=動画視聴にまかせるなどで、実務指導のリソースを確保しましょう。
入社間もないメンバーがいつでも業務マニュアルを見にいける、手間なし管理の教育プラットフォームができました!
コミュニケーション最適化研修~バランスの取れた意思疎通で生産性を高める
店舗内のコミュニケーションの過不足を正しく捉え、適正レベルへと是正するためのノウハウ習得を目的としたプログラムです。
スタッフへの丁寧で細かな指示やフィードバックは、常に必要とされているわけではありません。「やりすぎ・少なすぎ」のコミュニケーションによって引き起こされる店舗での困りごと、仕事を効率よく進める方法を学びます。苦手だなと思っている相手とも良好な関係を築き、無理・無駄なく売上を最大化するチームをつくります。
【通信教育】販売士 3級・2級セットコース
初めての販売士の勉強は、検定特有の専門用語が多く、1人で理解することが難しいという声が少なくありません。
本講座はテレビの情報番組のように、図や具体例などを用いたビデオ講座を視聴、その後はスマート問題集に取り組み、直前対策講座・試験対策講座、オンラインでの合格模試を受講できるパッケージングです。
■関連読み物一覧
-
-
公開
2026秋の派遣制度改正で問われる人材育成力~選ばれる派遣会社になるための教育戦略
2026年10月に予定されている派遣制度改正を機に、派遣事業を生業としている組織では人材育成力がより強く求められることになります。本記事では、クライアントから選ばれる組織になるための教育体制の構築方法や、登録スタッフのスキル向上による受注率アップと教育履歴の可視化や継続学習の仕組みづくりについて語ります。
-
-
-
公開
「本部の正論」が現場に届かない理由~「本部と現場の壁」を生む認識ギャップとは
本部が打ち出した施策や方針が、なぜ現場で実践されないのでしょうか。本記事では、小売業や飲食店で起こりがちな「本部と現場の壁」に着目し、理想と現実のギャップや必要なマインド・スキルに対する認識の違いを解説します。施策が机上の空論になる本当の原因を考えます。
-
-
-
公開
「本部のメッセージ」を「現場の行動」に変える方法~机上の空論で終わらせない施策浸透のポイント
本部の方針や施策を現場で実践してもらうには、伝達だけでは不十分です。本記事では、現場で行動につながるメッセージ設計の考え方や、店長に求められる役割、実践につながる人材育成のポイントを解説します。施策を成果につなげる組織づくりのヒントを紹介します。
-
-
-
公開
介護の専門職がマネジメントに移行するときに直面する「壁」とは
どの業界でも、実務者から管理者に移る際には少なからず戸惑いを覚えるものですが、介護施設長においては、一般的な企業の管理職以上に困惑することが多いようです。介護専門職として現場で仕事をしていた時とは異なる観点での判断が求められ、時には優先順位すらも変わってくる。本コラムでは、介護施設長が直面しやすいマネジメント上の課題をあらためて整理し、施設運営を安定させるために押さえたい視点を解説します。
-
-
-
公開
【2026年は観光業の転換期!】➀オーバーツーリズム時代の価格戦略。安いニッポンからの脱却
日本の観光サービスは世界的に見ても提供する価値に対する価格が低く、多くのインバウンド客が訪れています。失われた30年で形成されてしまった値上げへの抵抗感をなくし、早期に適切なものに改めなければ、人材を確保することは難しいでしょう。観光産業を守るための戦略をインソースが語るコラムです。
-
-
-
公開
【2026年は観光業の転換期!】➁市場の地殻変動~国別に異なる消費行動から考える観光商品設計とマーケティング戦略
訪日外国人旅行者の回復で日本の観光は再び拡大しているものの、インバウンド市場はコロナ前とは大きく変化しています。シリーズ第2回の本コラムでは国・エリア別の消費行動の違いを整理し、観光事業者がどのように商品設計やマーケティングを見直すべきかを解説します。
-
-
-
公開
【2026年は観光業の転換期!】➂ナイトタイムエコノミーへの挑戦~夜の商品設計と収益最大化の実践ポイント
日本の観光消費は昼間に偏っています。実は夜の時間帯に大きな収益機会があるにもかかわらず、多くの観光事業者が活用できていません。観光業の転換期シリーズ第3回目は、のナイトタイムエコノミーの重要性と、観光消費を取りこぼさないための具体的な商品設計のポイントを解説します。
-
-
-
公開
【2026年は観光業の転換期!】➃観光経営はAI活用でどう変わる?人・価格・集客を再設計するトップの意思決定
価格戦略、インバウンド市場の変化、ナイトタイムエコノミーなど、今日の観光産業は大きな転換期にあります。本記事ではそれらを踏まえ、生成AIの現場での実活用の方法と人・価格・集客を一体で設計する経営者の役割、これからの人材育成のポイントを解説します。
-
-
-
公開
店舗スタッフの育成は「仕組み」で変わる!課題の言語化から育成計画・実行・フォローまでを徹底解説
店舗スタッフの育成に悩む店長や育成担当者向けに、現場で実践できる「設計・実行・フォロー」の育成ステップを解説します。自店舗の育成課題を具体的に言語化し、効果的な育成計画を描くためのポイントを紹介。スタッフが自ら考え行動する「成果が上がる店舗づくり」を実現するためのノウハウと、おすすめの研修サービスをご案内します。
-
■関連商品・サービス一覧
■関連シリーズ一覧
■新作記事
-
-
公開
初めてのアクセス解析!サイト改善に必要な7つの基本ステップ
アクセス解析は、Webサイトに訪れたユーザーの行動や属性を分析し、課題の発見とサイト改善につなげる手法です。本記事では、アクセス解析でわかること・目的・具体的な7つの改善ステップ・PDCAの回し方をわかりやすく解説します。
-
-
-
公開
リーチとインプレッションの違いとは?広告パフォーマンスを正確に測定しよう
リーチとインプレッションはどちらもWeb広告の重要指標ですが、計測対象が異なります。本記事では両者の違いや、Google広告・Yahoo!広告それぞれのカウント方法、効果測定時のポイント、リーチ・インプレッションの増やし方をわかりやすく解説します。
-
-
-
公開
AIエージェントとは?種類、仕組み、生成AIとの違いを解説~「どう動くか」「どう作るか」の2軸で全体像をつかむ
AIエージェントとは何かを、生成AIとの違いや種類の分け方からわかりやすく解説。「どう動くか」「どう作るか」の2軸で整理し、全体像をつかみたい方に向けた内容です。
-
-
-
公開
上級管理職に求められる役割とは~目標管理・人材育成・組織運営を実行に落とすマネジメント強化の具体策
上級管理職が直面する目標管理・組織運営・業務改善の課題を整理し、戦略展開・人材育成・部門連携を実行力に変える具体的な方法を解説します。
-
-
-
公開
2026秋の派遣制度改正で問われる人材育成力~選ばれる派遣会社になるための教育戦略
2026年10月に予定されている派遣制度改正を機に、派遣事業を生業としている組織では人材育成力がより強く求められることになります。本記事では、クライアントから選ばれる組織になるための教育体制の構築方法や、登録スタッフのスキル向上による受注率アップと教育履歴の可視化や継続学習の仕組みづくりについて語ります。
-
-
-
公開
人材育成がうまくいかない企業が見落としているポイント~「人材管理」と「人材育成」の違いを理解していますか?
人材育成が思うように進まない原因について、タレントマネジメントシステムと研修管理システム(LMS)の違いを整理した上で、人材育成を継続的に進めるために必要な仕組みを解説します。
-



