研修後の「言語化」で若手社員の離職防止を実現する3つの実践策とモチベーション維持の方法

「研修で学んだことを現場でどう活かせばいいのか分からない」
「配属されたけれど、何から始めればいいのか不安」
「頑張っているつもりなのに、成長している実感がない」
そんな声を、若手社員から聞いたことはありませんか?
研修中は前向きだったはずなのに、現場に戻るとモチベーションが急に下がってしまう。その背景には、研修と実務の間にある「空白期間」が影響しています。
この空白を埋める鍵は、研修直後の「言語化」。学びを自分の言葉で整理し、明日からの行動に落とし込むことで、研修の熱を冷まさずに現場へつなげることができます。
この記事では、研修後の言語化がなぜ離職防止に効果的なのかを整理し、人事が実践できる3つの施策を紹介します
若手のモチベーションが続かない理由は研修と実務の間の「空白期間」
若手社員のモチベーションが長続きしない背景には、研修と実務の間に生じる「空白期間」の存在があります。多くの新入社員や第二新卒は、研修中は前向きに学び、理解も深まっているように見えます。しかし、いざ配属されると、研修で得た知識がどのように現場の仕事と結びつくのかが明確でない場合、せっかくの学びが行動に移らず、そのまま薄れていってしまいます。
さらに、日々の業務に追われるなかで「自分の仕事がどのように会社の成果につながるのか」「成長の方向性は正しいのか」といったキャリア上の視点が得られないまま、時間が過ぎてしまうことも問題です。こうした状態が続くと、仕事の目的を見失い、「自分は必要とされていないのでは」という不安や無力感が生まれます。結果として、やりがいの低下や早期離職へとつながりやすくなります。
研修直後に言語化を行うと若手の迷いが消え行動が続く理由
この課題を解消する鍵は、研修直後の「言語化」にあります。学んだ内容をどのように現場で活かすかを自分の言葉でまとめ、具体的な行動に変えることで、学びが実務へ反映されていきます。
特に研修直後のタイミングは、モチベーションが高く情報も新鮮なため、この瞬間に言語化する仕組みを整えることが効果的なです。「明日から何をするのか」を明確にできれば、現場に戻った際の迷いや停滞を防ぐことができ、学びの熱が冷めてしまうのを回避できます。
若手育成に効果が出る言語化の3つのメリット
言語化のメリットについて、以下の3つがあげられます。
- 目的意識の明確化:目指す姿がはっきりする
言語化することで、自分がどこに向かうべきかが具体的に理解でき、キャリアの軸がぶれにくくなります。 - 行動の定着:具体的なアクションが見える
行動レベルまで落とし込めているため、翌日から実践しやすく、仕事への取り組みが変わっていきます。 - モチベーション維持:達成感と自己成長を実感できる
小さな成功体験を積み重ねることで成長実感が生まれ、さらに前向きな行動につながります。
若手の離職防止につながる人事ができる3つのアクション
若手のモチベーションを維持するために人事ができるアクションをまとめると、以下の3つがあげられます。
- 行動宣言シートの導入
研修後に「明日から取り組むこと」を3つ記入するシートを配布し、学びを実行可能な行動へと変換します。 - 上司との1対1ミーティングで共有
言語化した内容を上司と共有し、現場での実践をサポートします。上司の理解があることで、行動継続率が大きく向上します。 - チーム内で成果報告の場を設ける
小さな成功体験をメンバー同士で共有することで、仲間意識が高まり、組織として学びを活かす文化が育まれます。
研修後の言語化が若手のキャリア自律と離職防止を加速させる理由
言語化は単なる研修の付随作業ではなく、若手社員がキャリアを主体的に歩むための「第一歩」です。この仕組みが整うことで、学びが行動に変わり、行動が成果につながり、最終的には離職防止にも寄与します。結果として、組織全体に学び続ける文化が生まれ、継続的な成長につながります。
被評価者研修~目標設定編
目標を立てることによって、人は自分の仕事の意義と目標を明確に把握し、能力やモチベーションを向上させていきます。
本研修では、人事評価制度の目的や目標管理の役割を理解のうえ、目標設定について学びます。具体的には、目標の設定ルールや設定方法・注意点を学習し、実際に自分の目標を設定していただきます。
本研修のゴール
- できるだけ具体的(定量的)な目標設定ができるようになる
- 適切なレベル感の目標設定ができるようになる
- 管理部門(非営業部門)でも具体的(定量的)な目標設定ができるようになる
- 上司と相談しながら部署・チームのミッションとも合致する効果的な目標設定ができるようになる
よくあるお悩み・ニーズ
- 目標があいまいで達成したかどうか検証できない
- 目標設定のレベル感が適切ではない(高すぎる、普通にしていても達成してしまうなど)
- 管理部門など非営業部門で具体的な定量化した目標設定が難しい
- 目標を設定しても時間が経つとその内容や実施が形骸化してしまう
セットでおすすめの研修・サービス
≪giraffe付き≫内省力強化研修~特性検査ツールを活用した自己理解の深め方
インソースが提供する適性検査(特性検査)アセスメントgiraffe[ジラフ]を活用して、自身の内省力を高めていただき、今後の仕事への取組みやキャリアへの活かし方を考えます。
まずは、アセスメントを活用することで、より自分の特徴を客観的に振り返られるようになっていただきます。そのうえで、「今までの自身の仕事の振り返り」や「同じ班のメンバーへの自己開示」などを行い、未来思考で、今後の仕事に活かせるようになっていただきます。
ワークライフインテグレーション研修
ワークライフインテグレーションとは、仕事は人生の一部と捉え、その他のさまざまな要素を統合し充実度を高めるという考え方です。
研修ではまず、これまで身につけたスキルを棚卸し、自分や組織が大切にしている価値観を洗い出して共通点を探します。各世代ごとに変わってくる生活・マネーについて解説した後で、今後30年のライフプランを具体的に考えます。
最後には、人生で重視したい要素と10年後までに実行することを明確にし、ワークライフインテグレーションの実現を目指します。
離職防止研修~採用者の早期活躍を支援する
社員の定着は多くの組織で課題となっています。離職を防止するために受け入れ側の姿勢が重要だと考え、受け入れる側として準備しておくことを学びます。
研修内では、まず自組織の離職原因についてワークでしっかりと考え対策を練っていきます。管理職として採用者に即戦力として活躍してもらうには何をするべきか、主に中途社員を受け入れる場合に焦点を置き、中途社員には何を任せるか仕事の役割や任せる仕事内容を具体的に考えていきます。
また、面談は実際の場面を想定したケーススタディを行い、自社の中途社員受け入れの際の実践につながる内容となっています。採用者が職場で期待とのギャップを感じたとしてもすぐに「辞める」ということへつなげないために、受け入れの心構えから採用者への仕事の任せ方、面談の仕方、日頃のコミュニケーションについて学んでいきます。






