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ちょっとした工夫で部下のモチベーションを上げる3つの方法

部下のパフォーマンスを最大限発揮させるためには、モチベーション高く働いてもらう必要があります。しかし仕事をしていると、ミスをしてしまったり、お客さまにお叱りを受けたり、目標を達成できなかったり...と、落ち込むことも多々あります。そこで今回は、ちょっとした工夫で、部下のモチベーションを上げる方法を3つ紹介します。

コミュニケーションを積極的に取り、安心感を与える

上司にとって、仕事上のコミュニケーションの目的は、多くの場合「ホウ・レン・ソウ」ですが、部下は上司とのコミュニケーションから「情報」だけではなく、「安心」を得るものなのです。仕事を進めるうえでは、さまざまな不安がつきまといます。そんな不安を抱えている部下は、上司とのコミュニケーションから「自分は1人じゃないんだ」という安心感を得ることができます。

<ポイント>

  • フラットな姿勢で接する
    例えば、「〜しておいてください」ではなく、「〜してもらえるかな?」と依頼の形にすると柔らかい印象になります。
  • 傾聴と共感を徹底する
    部下の話は最後まで遮らずに心から聴き、共感から入ります。
  • ミスや意見に対して否定しない
    部下の意見が未熟でも、「なるほど、そういう考え方もあるね」とまずは受け入れましょう。
  • 定期的に声をかける
    短い時間でもたくさん声をかけることが安心感につながります。席を立ったときなど、雑談もするよう意識しましょう。

部下をほめる(承認する)頻度を上げる

上司にほめられると誰でも単純にうれしいものです。ほめられるとなぜうれしいのでしょうか。それは部下にとって「ほめられる」ことは「認められる」ことを意味しているからです。「上司に認められた!」という喜びが、部下のやる気につながります。

<ポイント>

  • タイムリーにほめる
    よいと思ったら、時間を置かずにすぐにほめます。
  • 具体的にほめる
    「商談がうまくなったね」ではなく「前より、お客さまからのヒアリングがうまくなったね」と、具体的にほめましょう。
  • 結果だけでなく行動(プロセス)もほめる
    部下が結果を出したときは誰でもほめるでしょう。結果だけでなく、行動をほめるのは忘れがちです。よくない結果に終わってしまったとしても、頑張った行動を認めます。

業務分担を見直す

仕事を効率的に進めるには、「業務分担」が必要です。しかし、部下の状況は刻一刻と変わっているため、業務の偏りが発生しがちです。定期的に業務と部下の状況を確認し、調整するのが上司の役割です。

<ポイント>

  • 業務の量・難易度・緊急度を確認する
    1つの作業にかかる時間を算出します。上司にとっては簡単な仕事でも、部下にとってはそうではないことも多々あります。部下からも話を聞くようにしましょう。また、突発的で緊急度の高い業務を担当している人はストレスがたまりやすいので注意しましょう。
  • 部下のスキルを見る
    同じ業務でも、部下の個々のスキルによって難易度は変わってきます。部下のスキルに合わせて業務分担を考えます。
  • 「任せる理由」と「期待」を伝える
    見直して業務を変える場合や新しく仕事を依頼するときは、ただ業務を増やされただけだと思われない工夫が必要です。任せ方る際に必ず「任せる理由」と「期待」を業務内容と併せて伝えます。

部下モチベーション向上研修~風通し・見通しをよくするコミュニケーション

本研修では、部下・後輩のモチベーションについて以下の点に注目し、モチベーションを向上させる手法を習得します。下記2点を考えてながら、特に部下・後輩とのコミュニケーションの取り方や業務の具体的な指導や割振りの仕方など、ワークやケーススタディを通して習得します。

①今まで仕事の中で部下のモチベーションを低下させていた状況を振り返る
②これから部下のモチベーションをもっと上げるための行動や環境づくりを考える

よくあるお悩み・ニーズ

  • 部下との距離を縮めるよう努力しているが、なかなかうまくいかない
  • 後輩が悩んでいるときに相談しやすいような環境づくりをしたい
  • 指導で活用する傾聴・質問・承認スキルを強化したい

本研修の目標

  • メンバーが安心して働けるための環境づくりや動機づけができる
  • 意欲が高まる指導力を身につける
  • 良好な関係を構築したうえで、モチベーションを上げられる仕事の任せ方ができる

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セットでおすすめの研修・サービス

部下のやる気の引き出し方研修~ジョブ・クラフティングで「やりがい」を見出す

かつては、「出世」や「報酬」がモチベーションの源泉であり、「競争」はやる気において不可欠な要素だと考えられていたのが、今の若者にとっては、「職場の関係性」や「仕事の社会的意義」といったものの方が重要な要素と捉えているといわれています。こうしたイマドキの仕事観と親和性が高い「ジョブ・クラフティング」という考え方をベースに、若手のやる気を引き出す考え方と手法をお伝えします。

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ほめる力向上研修~心理的安全性を高め、活気のある職場をつくる(1日間)

日常のコミュニケーションの活性化を図り、当たり前のようにほめ合える気持ちのよい職場づくりを目的とした研修です。

まずは、ほめることの効果や、ほめる事柄に気づく観察力・コミュニケーション力を再確認します。また、心理的安全性が高い職場では、前向きなコミュニケーションが生まれ、ほめ合う職場づくりに近づくことを踏まえ、よりよい職場づくりについて考えていただきます。最後の演習では、ネガティブな愚痴・欠点をポジティブに言い返すワークや、ケーススタディに取り組み、ほめ上手なリーダー・管理職を目指します。

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部下・後輩モチベーション向上研修~3つの観点から仕事のパフォーマンスを上げる

ベテラン・新任問わず、部下後輩のモチベーションを上手にマネジメントをすることは一筋縄ではいきません。十人十色といわれるように、人間同士のコミュニケーションには画一的な手法や一つの正解というものはないからです。

多様な個性をまとめるには、部下後輩が仕事に対して前向きに取り組めるような環境を整えることが有効となります。本動画では、そのためのコツを3つの観点から解説し、具体的な所作や技を紹介いたします。

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