
ENERGY vol.15(2024年秋号)掲載
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社員全体の教育基盤をLeafで構築~社内からでも社外からでも常に使い勝手の良いシステム【三菱UFJ信託銀行株式会社】
日本の信託銀行でリーディングカンパニーの1つとして、法人・個人を対象にした幅広い金融サービスを展開する三菱UFJ信託銀行株式会社。Leaf(リーフ)は同社の教育管理システムとして利用されており、今回は、人財育成・研修担当の設樂様にお話を伺いました。
―現在Leafをご利用いただいていますが、それ以前は人材教育の管理・運営をどのようにされていましたか。
弊社では、人財育成のためにたくさんの研修を提供しております。
Leafを利用する以前は、職位・階層別研修や業務別研修、コンプライアンス等の内部管理研修、自己啓発研修などが、別々の社内サイトにそれぞれ掲載されており、受講者は通達等を確認のうえで、受講対象となっている研修を受講するという運営をしておりました。
そのため、受講者本人が通達を確認するほか、各部の責任者が受講状況を確認し、受講が完了していない場合には個別にリマインドをするなどの対応をしておりました。
また、弊社では社外へ出向中の社員が一定数いるのですが、情報セキュリティの関係から社内サイトにアクセスできず資料を閲覧できないこともあり、必要な研修資料を個別にメールで送ることもありました。
―Leafご利用前の人材教育の管理・運営方法について、どのようなお悩みをお持ちだったのでしょうか。
研修によって掲載されている社内サイトが異なるため、研修を検索するのに時間がかかったり、自身に必要な研修を見逃しそうになったりと不便に感じておりました。
また、研修担当者や各部の責任者は、受講者宛てに個別にメールにて研修を案内したり、受講が完了したかを確認したりといった対応が必要で、受講者管理が煩雑な部分がありました。
―Leafをご利用いただくことになったキッカケや経緯を教えていただけますか。
各研修を掲載する社内サイトを1つにまとめ受講者が受講しやすい環境にしたいと考えたこと、受講者への案内や管理を効率的にしたいと考えたことがきっかけです。
Leafでは、掲載する研修ごとに閲覧できる社員の範囲を制限する設定ができるため、職位・階層別研修や業務別研修、自己啓発まで全ての研修をLeafに掲載することが可能になりました。
その結果、「研修はLeafに」と認識を統一でき、社員が迷わずにアクセスできるようになったと思います。
また、社外環境からは印刷やダウンロードを制限することで、情報が拡散するリスクを抑制できるため、一定のルールのもとで、社外環境からの利用を可能とすることができ、その結果、スマートフォンからアクセスして移動時間等のスキマ時間を活用できるようになったり、社外へ出向中の者も閲覧できるようになりました。
研修担当者としては受講者状況を一覧で確認できたり、未受講者宛てに一括してリマインドできたり、というところが効率的だと感じます。
―Leafには様々な機能がありますが、貴社では主にどのような使い方をされていますか。
社内研修の実施・管理に利用しています。
例えば、社員約6,300人が受講する社内研修や確認テストを定期的に実施しておりますが、そういった大規模なeラーニングはインソースさんに事前にスケジュールを共有して、サーバの強化など対応をしてもらうことで、アクセスが集中しても安定的に稼働しています。
他にも、職位・階層別研修や業務別研修などでオンデマンド研修を実施したり、集合研修やオンライン研修の参加日程の調整や、外部研修への参加募集をLeafでとりまとめております。
各研修で受講済条件を定めることで、未受講者を確認し、Leafから一括してリマインドメールを送るなど受講者管理にも利用しています。
―貴社独自にカスタマイズ(追加オプション)をしている機能があれば教えてください。
受講者の利便性からは、社内環境からはID・PWを入力しなくてもログインできるシングルサインオン、おすすめ研修の掲載機能を実装しました。
情報セキュリティの観点からは、社外環境からのファイルアップロードやダウンロード、印刷の制限を行い、また、社外環境からログインしたときに閲覧できるコンテンツと社内環境からシングルサインオンしたときに閲覧できるコンテンツを区別する機能を導入時に実装しました。
加えて、社内の管理体制に合わせて、上司が部下の受講状況を一覧で閲覧・ダウンロードできる機能や、研修申込の際に上司の承認を必要とする機能、研修主催部が受講者の受講ステータスに応じて一括してメール送信できる機能を実装しました。
また導入後には、受講者や各部の責任者等からの要望などを受けて、受講者TOP画面を簡素化し、必要な情報だけが表示されるように、インターフェースの改修とデータの軽量化を図りました。
―実際にLeafをご利用いただいた感想をお伺いできますか。
私たち研修主催部としては、受講状況の確認や、未受講者へのリマインドメールの配信など、受講者管理の面で利便性を感じております。
研修受講者からは、昨年度にインターフェースを中心にカスタマイズいただいたこともあり、「研修トップページから、受講が必要な研修を一覧でみることができて便利になった」という声を聞いております。
―現在は人材育成プログラムやMUTB ビジネススクールなど、教育体制を整えられていらっしゃるかと思いますが、貴社の人材育成について、今後どのようになっていきたいか、展望をお聞かせください。
また、その実現に向け、Leafをどのように活用していきたいかお教えください。
弊社では、社員の自律的なキャリア形成を支援することが重要と考えており、そのために学びの機会を継続して提供していきたいと考えております。
現在、業務研修等で利用することが多くなっておりますので、今後は自律的な学びにも利用できるよう、コンテンツを増やし、学習環境を整備していきたいと思います。
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2024 AUTUMN
Vol.15 日本最大級のLMS
Vol.15は、eラーニングシステム/LMSの「Leaf」がテーマです。 当社最新のLMSである「Leaf Lightning」に焦点を当て、なぜこのシステムが日本企業の教育に適しているのかを、 導入企業のインタビューと、約10年前に描いた、当システム開発の背景を基にお伝えします。 LMSの活用事例も多数紹介し、教育のDX化を行うための情報が詰め込まれています。
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2025 AUTUMN
Vol.17 企業課題を解決
Vol.17は、「企業課題解決」がテーマです。労働人口の減少など企業を取り巻く環境が大きく変化する中で、 成長し続けるために経営戦略や人事戦略を改めて考えていくことが求められます。 本誌では、企業インタビューによるDX人財育成の事例や人的資本経営をサポートするソリューション事例をご紹介しております。
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