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心と身体の声をきけていますか?~ストレスや不調に気づくための第一歩

「最近、なんだか疲れやすい」「ミスが増えた気がする」ーーそう感じたことはありませんか。

仕事や日常生活が忙しいと、自分の心と身体の声に耳を傾ける時間が減りがちです。そうすると、気づかないうちにパフォーマンスの低下や大きなストレスにつながってしまいます。

ストレスを感じている人は80%を超えている

厚生労働省が発表した「令和5年 労働安全衛生調査(実態調査)の概況」によると、現在の仕事や職業生活に関することで強い不安、悩み、ストレスとなっていると感じる事柄がある労働者の割合は、82.7%(※)となっています。また、そのストレス要因としては、職場の人間関係や仕事量の多さ、責任の重さなどが挙げられています。

※出所:厚生労働省「令和5年 労働安全衛生調査(実態調査)の概況」P15
https://www.mhlw.go.jp/toukei/list/dl/r05-46-50_gaikyo.pdf

この数字は、働く人の大半が日々何らかのストレスを抱えていることを示しており、事実、ストレスの蓄積によってメンタルヘルス不調を引き起こすケースが増加しています。

なぜ今、メンタルヘルスが注目されているのか

コロナ禍を経て生活・働き方が大きく変わり、SNSの更なる普及など、これらの「変化」は私たちの心に大きな影響を与えています。

たとえば、テレワークの導入により通勤ストレスが軽減された一方で、職場の仲間と直接話す機会が減り、「孤独感」や「評価されている実感の欠如」を訴える人が増えました。また、SNSで誰かとつながっている状態が当たり前と化し、他人と自分を比較してしまいやすくなったことも、心の負担を大きくしています。

また近年、「健康経営」や「ウェルビーイング(Well-being)」といったキーワードが重視されるようになりました。従業員一人ひとりの心身の健康が、組織全体の生産性や創造性に直結することが広く認識されているといえます。

こうした背景から、メンタルヘルスの維持は「個人の課題」ではなく「社会・組織全体で取り組むべき課題」として扱われるようになってきているのです。

セルフケアの習慣化がメンタルヘルスの安定につながる

厚生労働省が提唱する4つのケア

厚生労働省は「労働者の心の健康の保持増進のための指針」で以下4つのケアを示しています。

  • セルフケア:自らのストレスに気づき予防対処する
  • ラインケア:管理監督者が心の健康に関して職場環境などの改善や労働者の相談に対応する
  • 内部EAP(事業場内産業保健スタッフ等によるケア):事業場内の産業医等の産業保健スタッフ等が心の健康づくり対策を提言・推進し、労働者、管理監督者等を支援する
  • 外部EAP(事業場外資源によるケア):事業場外の機関及び専門家を活用し支援を受ける

セルフケアの重要性

4つのケアのなかでも、セルフケアはすべての基盤となる大切な取り組みです。自分のストレス状態に気づいて早めに対処することで、心身の不調を未然に防ぐことができます。「少し疲れを感じたらこまめにストレッチをする」「悩みがあるときは信頼できる人に話してみる」といった日常の小さな工夫が、メンタルヘルスの安定につながるのです。

セルフケアが習慣化されるとストレスへの耐性が高まり、仕事のパフォーマンスも向上します。さらには、周囲の仲間にも気を配る余裕が生まれます。「セルフケアを学びたい」と感じた方は、明日からできることを以下の研修で学んでみませんか?

メンタルヘルス研修~セルフケア

働くうえで大切な「健康」を維持するには、風邪や怪我の予防といった体の管理だけでなく、精神(メンタル)の管理も不可欠です。本研修では、メンタルヘルス及びストレスに関する適切な知識を身につけ、自分のストレスをコントロールする方法を考えます。

よくあるお悩み・ニーズ

  • 上手にストレスと向き合える対処法を教えてほしい
  • 不安を感じたときや問題が発生した際に我慢してしまい、一人で抱え込みやすい

本研修の目標

  • ストレスの要因やストレス反応が発生するまでのメカニズムを理解する
  • 自分の思考のクセを把握し、気持ちを切り替えられるようになる
  • ストレスへのさまざまな対処方法を知り、周囲に相談するなどして支援を得られる

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セットでおすすめの研修・サービス

【人事サポートシステム・LMS】ストレスチェック支援サービス

ストレスチェックの実施、分析、実施後フォロー、面談をすべてオンラインで完結できるサービスです。最もリーズナブルで、実施しやすい受検方法をご提案します。

実施方法をWEB・紙・MIXから選択でき、スマホやタブレットなど、場所や時間を選ばず受検できることも特徴です。また、回答が完了するまで自動で通知が届くため、受検忘れ・受検漏れが起きにくくなっています。高ストレス者へのフォローや、職場環境を改善するための施策検討・実行など、トータルでサポートします。

>サービスの詳細はこちら

レジリエンス研修~しなやかにストレスと向き合い、回復力を身につける

レジリエンス(resilience)とは「精神的回復力」のことを指します。レジリエンスを身につけることで、ストレスと上手に付き合い、困難を乗り越え成長することができるようになります。

本研修では、レジリエンスを向上させるためのポイントを学びます。ワークを通じて、自分と向き合いながら感情コントロールの仕方や自尊感情・自己効力感の高め方を身につけます。

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(半日研修)健康経営推進研修~ウェルビーイングを通して従業員エンゲージメントを高める

少子高齢化の進展による労働人材のひっ迫に伴い、希少な人材の確保とあわせて、その人材の心身の健康を維持することで、労働損失を防ごうという考え方が広まっています。

本研修では、健康経営®の概略をお伝えするとともに、自組織の中で取り組んでいくべき事項を具体的に考えます。

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>動画教材の詳細はこちら

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