繊細な人が悩みと向き合うための4ステップ~事実と感情を分けてストレスを減らし、自分らしく働く

「みんな同じように上司に注意されたのに、なぜか私だけ引きずっている」そんなことを思ったことはありませんか。
同じ出来事が起きても、強いストレスを感じる人と、気にせず受け流せる人がいます。それは、人によって出来事への意味づけ、つまり「心の反応」が異なるからです。
心の反応に気づき対処することができれば、過剰なストレスを防げる
ストレスは、出来事を主観的に解釈することで初めて発生します。たとえば、「上司に指摘された」という事実に対し、
- 怒っているかもしれない
- 評価が下がった気がする
などの解釈が重なることで、不安や緊張が発生します。このような心の反応(解釈)は、相手の言動を深く受け止め、自分の意識や行動を変えていく、よいきっかけになります。しかし、過剰に反応してしまうと、不安が募り行動を起こせなくなったり、更なる失敗を引き起こしたりと悪循環になりかねません。
心を必要以上に反応させないためには、無自覚な心の反応に気づくことが重要です。心の反応に気づけるようになると、どこまでが事実でどこからが自分の解釈かが分かり、冷静な判断・対処や、過剰なストレスの防止につながります。
繊細な人が悩みと向き合うための4ステップ
心の反応をコントロールするには、まず事実と解釈を切り離して対処する習慣を身につけます。また、そのような習慣を通して、自分の心の反応のクセを理解しましょう。それにより、心の反応のブレを小さくすることができます。具体的なステップは、以下の通りです。
ステップ1.解釈を切り分ける
出来事に対して抱く、例えば「怒っているように見えた」「自分の説明が悪かったのかもしれない」などの思考は、すべて主観的なものです。事実と解釈が混ざったまま判断してしまうと、思考が不安に傾きやすくなります。「これはただの解釈である」「私が感じているだけ」と一旦切り分けることで、事態・状況を冷静に見つめることができます。
ステップ2.事実だけを言葉にする
ステップ1と並行して、発生した出来事について「誰が見ても同じ」と判断できる、客観的な情報だけを書き出しましょう。これにより、現状の課題を冷静に把握できます。
客観的な情報の例:
- 上司から報告書の修正を依頼された
- 会議で資料の説明を求められた
ステップ3.取り組むべき行動を考える
ステップ2で明らかになった課題に対して、起こすべきアクションを考えます。冷静に事態を見極めたうえで判断することで、最適な行動を選択でき、良い結果を引き起こせるようになります。
起こすべきアクションの例:
- 上司から報告書の修正を依頼された →報告書を迅速に修正する
- 会議で資料の説明を求められた →資料のポイントをまとめ、わかりやすく説明する
ステップ4.心の反応のクセに気づき、心の揺れを小さくする
楽観的思考、悲観的思考、懐疑的思考など、心の反応のクセは誰にでも自然に起こるものです。しかし、放置すると思考が凝り固まり、ストレス源となります。事実と解釈を分ける習慣は、心の反応のクセに気づき対処する力を育てます。
よく見られる心の反応のクセの例:
- 結論の飛躍:根拠がないまま「きっと嫌われている」と決めつける
- 過度の一般化:一度の失敗を「自分はいつも失敗する」と引きずる
- 極端な解釈:物事を白黒で捉える
心の反応とうまく付き合い、自分らしく働く
すべての悩みは心の反応から生まれます。反応に気づき、コントロールする力を身につけることで、ストレスの大部分が整理されます。また、思考の偏りを自覚することで、自分の判断を信頼できるようになり、自己肯定感が育ちます。自分らしく働くための土台づくりをはじめましょう。
ネガティブ思考リフレーミング研修~ストレスに振り回されない心をつくる(1日間)
本研修では、イライラや考えすぎ、緊張して実力が出せないといった心の反応に振り回されないためのアプローチを身につけます。悩みの原因を理解し、仕事でよくあるケースをもとに感情を言葉にして整理する手法を学びます。
さらに、マインドフルネス呼吸法の実践や、自己否定を和らげるマインドセットフレーズを考えるワークを通して、全身を使って心を整える方法を体得します。
よくあるお悩み・ニーズ
- 仕事がうまくいかないとすぐ落ち込んでしまい、なかなか立ち直れない
- イレギュラーな事案にも動揺せず対応できるようになりたい
- ミスを恐れず、主体的に動けるようになってほしい
到達目標
- 心を落ち着ける体の動かし方・呼吸法がわかる
- ありのままの自分を認め、自己肯定力を上げられる
- 自分らしく働くための思考習慣を確立する
セットでおすすめの研修・サービス
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本研修は、これまでの経験を振り返りつつ、攻撃的・ネガティブな思考からアサーティブ・ポジティブな思考に切り替えるための考え方を身につけます。職場メンバーとのコミュニケーションの在り方も見直し、チーム全体のモチベーションを高めることを目指します。
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加えて、復帰支援の流れや試し出勤制度、面談をする際のポイントについても理解します。





