インソース グループコンテンツ開発本部

雑談力の高いビジネスパーソンは相手の懐に入りやすい

雑談力がビジネスに与える影響とは

雑談の仕方がわからないビジネスパーソンが増えている

面談の前に緊張している相手に対して「最近、暑くなりましたね」などと雑談を交わすだけで、相手の緊張が和らぎ本題に入りやすくなります。私自身、客先に訪問した際、以前住んでいたところが近所で、地元に古くからある飲食店などの話で盛り上がり、雑談がコミュニケーションにつながったことがあります。

また、ハラスメントと受け取られることを恐れ、部下に話しかけることを控える上司も増えています。何気なく話した一言がハラスメントに当たるのではないかと不安になり、雑談を避けてしまうことがあります。雑談でコミュニケーションを取り、相手との関係を構築するためには、質と配慮を兼ね備えた「雑談力」が必要です。

コミュニケーションに差をつける「雑談力」

ビジネスにおけるコミュニケーションは、単に会話を楽しんだり、情報を伝え合うだけのものではありません。相手との信頼関係を築き、仕事をスムーズに進めるための重要なツールであり、日常会話やミーティング、プレゼンテーションなど、さまざまな形で行われます。その中で、潤滑油の役割を果たすのが「雑談」です。

雑談と言うと、単なるとりとめのない会話と思われがちですが、雑談によって、関係構築やリラックスした雰囲気づくりをすることができ、仕事を円滑に運ぶことができるのです。

雑談にも目的がある

具体的に雑談力がビジネスにおいてどのように役立つのか見ていきましょう。ビジネスにおける雑談には必ず目的があり、例えば以下のようなものが挙げられます。

  • 営業職の雑談:
    お客さまとの商談を有益なものにするため、またはお客さまとのリレーション構築のため
  • 接遇職の雑談:
    お客さまの好みや趣向についての情報を入手し、CS向上を実現するため
  • 内勤職の雑談:
    社内のコミュニケーションを活性化させ、部署をまたがる業務を円滑に進めるため

雑談が苦手でも事前準備で安心できる

雑談が苦手という悩みを持つビジネスパーソンの中でも、特に初対面の相手や上司、お客さまとの間で、業務以外の内容について話すことが難しい、沈黙が怖いという声は少なくありません。

雑談はとっさの対応のように見えますが、実は事前に準備しておくことができます。

雑談力向上~今日からできる3つの行動

①相手に興味を持つ

相手の話に耳を傾け、共感を示すことが重要です。相手の趣味や最近の出来事などから、共通点が見つかり、会話が広がります。

②質問をする

自分から話すことが思い浮かばない場合、相手に質問をするのもよい方法です。例えば、「今日は午後から雨が降りそうですね。傘、お持ちですか」などの質問から始めると、相手は話しやすくなり、会話が弾みます。

③意識的に会話の時間をつくる

仕事が忙しいと、つい会話でのコミュニケーションが少なくなりがちです。業務の合間に、ちょっとした雑談の時間を意識的に設けることで、雑談に対する抵抗感がなくなり、周囲の雰囲気も和らぎます。

コミュニケーション研修~きっかけを作る雑談力向上編

本研修では、雑談に対する考え方や事前準備の仕方を学びます。ビジネスで役立つ「雑談力」をケーススタディやロールプレイングを通じて実践的に身につけるプログラムです。

受講者の声

  • 「ビジネスにおいて雑談は目的を果たすための意図的な行為」「Welcomeの気持ちが見えることが大事」など大変勉強になった。「はなしかた」キーワードは使っていきたい。
  • 雑談の中に、初めてお会いした方でもあいさつとプラスアルファをつけ加えることで、会話が盛り上がり、仕事によい影響を与える事を学んだので、意識して取り組んでいく。
  • 相手のことをどれくらい知っているかで振ってもいい話題と、避けておいた方がいい話題があると研修を通じて学んだ。今後は相手との関係性を意識しながら適切な話題を提示したい。

>公開講座の詳細はこちら

>講師派遣型研修の詳細はこちら

セットでおすすめの研修・サービス

社内外のコミュニケーション力向上研修~自身の課題を知り、周囲の期待に応える

本研修では、部下・後輩のモチベーションについて以下の点に注目し、モチベーションを向上させる手法を習得します。下記2点を考えながら、特に部下・後輩とのコミュニケーションの取り方や、業務の具体的な指導や割振りの仕方など、ワークやケーススタディを通して習得します。

>公開講座の詳細はこちら

>講師派遣型研修の詳細はこちら

関連記事

当サイトでは、サイトの利便性向上のため、クッキーを利⽤しています。詳細は、「クッキーの管理方法について」をご覧ください。

同意します