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中堅社員の基本:「フォロワー」と「リーダー」の役割を理解する

中堅社員のジレンマ:フォロワーとリーダーの二重役割

組織の共通目的の達成のために、リーダーをサポートする人のことを「フォロワー」と言います。中堅社員は、チームの中心的な役割を果たす存在ですが、その立場は、上司への「フォロワー」と後輩やチームを率いる「リーダー」という二重の役割を求められるため、多くのジレンマを抱えています。

たとえば、上司の意向と後輩の要望が衝突した時、どのように対応すべきか迷うことはありませんか?また、そもそも自分がどのフォロワーのタイプにあてはまるのか、自覚していますか?フォロワーには4つのタイプ:パートナータイプ、実行者タイプ、個人主義者タイプ、従属者タイプがあり、それぞれの特性を理解し、自分のタイプを知ることで、より効果的な役割を果たすことができます。

上司を補佐するフォロワーとしての役割

中堅社員が上司を補佐するフォロワーとしての役割において、上司とのコミュニケーションを円滑に行うことが求められます。上司の「判断軸」を理解し、その軸に沿った提案や意見を述べることで、上司の意思決定を助けることができます。

■判断軸とは

  • 判断軸とは、複数の対応策・選択肢のよし悪しを評価(=判断)するためのモノサシ
  • 判断軸は、1つではない。複数の判断軸から多面的に判断を行う必要がある
  • 判断軸を考える際は、まず利害関係者を念頭に置く
  • 複数の判断軸は、背反の関係(トレードオフ)となることがある

また、ホウ・レン・ソウ(報告・連絡・相談)の重要性を理解し、適切なタイミングで行うことで、上司との信頼関係を築くことができます。上司の口癖から判断軸を読み取るワークや、上司の判断軸を理解するための心掛けなど、具体的な手法を学ぶことで、フォロワーとしての役割をより効果的に果たすことができます。

後輩を指導・支援するリーダーとしての役割

一方、中堅社員は後輩を指導・支援するリーダーとして、業務指示の4要素(何を、いつまでに、どのように、なぜ)を明確に伝え、報告のさせ方や相談の受け方を教えることが求められます。また、進捗確認やフィードバック(ほめる、叱る)は、後輩の成長を促す重要な要素です。後輩に対するほめ言葉を考えるワークや、ケーススタディを通じたロールプレイングなどを通じて、リーダーとしての役割を学ぶことができます。

中堅社員研修~管理職を補佐し、部の成果を出す!

中堅社員には管理職と現場メンバーの間の潤滑油となり業務を牽引し、組織の目標達成や成長に貢献することが求められます。

本研修では、中堅社員に求められる役割を理解いただくとともに、管理職を補佐するスキルと後輩へのリーダーシップ、現場における問題発見の方法を学び中堅社員としてのレベルアップを促します。

よくあるお悩み・ニーズ

  • 中堅社員としての上司や部下・後輩との関わり方を知りたい
  • 組織の中核を担う人材として、組織の目標達成や成長のための貢献の仕方を知りたい
  • 管理職候補として改めて中堅社員に自覚を持ってほしい

本研修の目標

  • 中堅社員に求められる、リーダーかつフォロワーとしての役割を認識する
  • 上司を補佐し組織の成果を高めるためのフォロワーシップを習得する
  • 業務に精通する業務推進者としての問題発見力を身につける

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次期管理職向け研修~プレイヤーとの違いを理解し、その日に向けて準備する

次期管理職候補の方の中には、すでに管理職と同レベルの業務を実質的に担っている方もいらっしゃいます。しかし、それはあくまで管理職の一部の機能のみを実践しているだけかもしれません。

本研修では管理職に求められる役割をあらためて理解し、達成すべき組織目標を活動計画に落とし込むワークなどを通して求められる心構えとスキルを学びます。

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