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電気・ガス・水・クリンリネス等の生活インフラ：「当たり前」を維持する難しさ

契約者の生活に実質的な影響が出ることから、トラブル発生時の対応連絡を受けるオペレーターも現場に急行し復旧にあたる技術者も、動揺・不安・怒りの気持ちを持つ相手を落ち着かせながらの一次処置に挑んでいます。そこで特に後者、個人宅にうかがう技術職に向けた教育では、一定のレベルのビジネスマナー習得とＣＳの意識を醸成したい、トラブルの原因が契約者サイドにある場合の交渉術を身につけさせたい、不注意による事故をなくしたいなどのご要望をうかがうことが多いです。もちろん、現場で動くメンバーを束ね統制するリーダー・管理職層向けの教育も重要なポイントとなります。

建設、製造業：安全と法令遵守

一昔前までは工期・納期に間に合わせるために無理な長時間残業や休日返上で動く、といったこともあったようですが、現在はもちろん許されません。夏場の健康管理（熱中症対策）や休憩時間の確保、通年ではヒヤリハット抑制の仕組みづくりといった、従業員の安全や法令を守ることを徹底させたいとのご要望が多くあります。また引き続き、労働力不足を補うための女性も働きやすい環境の整備や、施工管理士や電気工事士・ビル管理技術者など資格取得を積極的に支援する取り組みなどのご相談も少なくありません。

女性活躍推進を体現している当社ならではのコンサルテーション、提携している複数社の通信教育を網羅的に検討・申込みできる通信教育百貨店サイトもございます。

運輸・物流業：人材確保のためのフォロー体制強化

配送担当者の時間外勤務規制に則い、物流センターの仕事の進め方も変わったとのお話をうかがいます。ストレスチェックの実施やキャリアデザイン支援のご依頼が以前より増えてきたことから、長く安心して勤められる環境づくりに心を砕いていらっしゃることが分かります。当社ではこれに関連してメンター制度の導入や、ハラスメントリスクのアセスメントなどを使った現状リスクを把握することの重要性をお伝えしています。一人でお客さまと対峙するドライバーを危険から守ること、また個人プレーに走りすぎないようにうまく統制を図ることの両方で、手厚いフォロー体制の構築が必要です。

小売、飲食業：ダイバーシティ推進、未経験者を稼働させるオペレーション簡素化

店長職は、社会性がまだ身についていない学生や自分よりもずいぶん年上の方、あるいは日本の常識が通じない外国籍のメンバーを動かしながら売上をつくる経営者です。短い時間の中でお客さまが満足する対応ができる人材を育てたいのは山々ですが、とはいえ日々の営業時間内に手取り足取り指導できる余裕はありません。繁忙する３時間だけ派遣スタッフに応援を依頼することが常態化している店舗も増えています。Leafの導入は、レジ打ちや簡単な料理の盛り付けレクチャーを始業後10分で完了させるという現場教育を容易にします。この他、店長職向けには店舗運用のフロー簡素化を学ぶプログラムなど多様なソリューションをそろえています。

医療・介護・福祉事業：離職防止、ハラスメント対策

現場の人の力が何より重要となる、命を預かる仕事ですが、職員の確保は年々難しくなっています。業務の優先順位づけをさらに進めリソースを集中させること、指導時間をできる限り短くし実業務の時間を確保することが人材教育の肝です。資格を持つ経験者であっても、施設設備や使用する備品の違いに最初は戸惑うもの。上手な受け入れと風通しのよい職場環境をつくることが、メンバーの離職防止につながります。年配の利用者や一定の支援が必要な子供たち（あるいはそのご家族）との良好なコミュニケーションの取り方や関係構築に加え、カスタマーハラスメント防止など従事者の心身を守る施策もしっかりと講じておくことが必要です。