身近に潜む、危険な10の行動~ちょっとした行為が情報セキュリティリスクにつながる

セキュリティ研修はすべてのビジネスパーソンに必須
セキュリティ対策は企業にとって最低限の社会的マナーとなっている現代において、なぜ情報漏洩やセキュリティの事故が後を絶たないのでしょうか。重要なのは「すべてのメンバーが身近でやってはいけないことを理解しておく」ことです。
さまざまな組織でセキュリティ対策を行う部署がありますが、いくら手厚い対策を行っていても、誰かのちょっとしたミスで簡単に情報漏洩は起こります。日常業務で身近に潜む脅威を理解し、ミスを起こさない対策を知ることで情報漏洩のリスクは低下します。
危険な行為は危険だと思わずやっている~身近に潜む危ない行為
インソースは、年間8万人以上もの受講者にリスクマネジメント関連の研修を実施しています。
その中でも特に情報セキュリティ研修の受講者の声で、「実はやっていた」危険な行動には以下の行動があげられます。みなさん自身や、みなさんの組織ではいかがでしょうか。
危険な10の行動
- 送信元を見ずにメールを開けている
- パスワードに名前や誕生日を入れている
- 資料を紙媒体で持ち歩いている
- 外で資料やパソコンを開いている
- リモートワークをカフェで行っている
- 個人携帯から社内クラウドにアクセスしている
- Web会議で背景をぼかしていない
- 画面共有の際に他のファイルが見えてしまっている
- 社内で認められていないツールの利用
- デスクトップにファイルが置きっぱなしになっている など
気をつけていれば問題ないことでも、意識せずに行っている危ない行為がたくさんあります。誰かが今この瞬間に被害に遭っているとしたら、原因はちょっとしたことかもしれません。
情報漏洩・セキュリティ研修の効果
セキュリティ研修の受講者アンケートでは、以下のような声が聞かれます。今までの「危険な行動がわからない」「私の業務には関係ない」「私は気をつけているから大丈夫だ」という意識が変わり、身近なところから対策していくことが重要だと実感できる研修です。
受講者の声
- 業務上関係ないと思っていたが、どこで情報が洩れているかわからないため、情報管理の大切さを再認識した
- メールの受信だけでも油断できないことを改めて認識した
- 自身のセキュリティへの対策が今まで疎かだと感じた。パスワード等を見直して身近なところから実践していきたい
- 自組織は情報管理がしっかりしていると思ったが、慣れや緩みが出てくるため、しっかりと意識しておこうと感じた
- 自分のリスク管理について身近なところで気づかなかったことが勉強になった
- 外部からの攻撃ではなく内部からの漏洩もあることを知り、気をつけようと思った
危機感を持つことで意識づけを図る
たとえ知らずにやっていた行為でも、機密情報を漏洩させたことに対する社会的・刑事的責任は非常に重いものです。企業においては被害者への損害賠償や信用の失墜のリスクが高まります。また、情報漏洩を起こした本人に対して、刑事罰が適用された事例も少なくありません。
以下の研修では、危険な行為を実際の法律や事例を紹介することで、受講者にセキュリティ危機の重大さを自分ごととして認識してもらい、個人レベルでセキュリティへの意識を高めることをねらいとしています。
情報セキュリティ研修~身近な事例から社内リスクを抑制する
情報セキュリティへの理解を深め、情報漏洩を起こさないための行動や対策を考える研修です。セキュリティの3要素や身近な技術をおさえ、機密情報が載った紙の持ち出しやデータの置きっぱなし、危険なパスワード設定など、リスクにあたることを学びます。
また、業務で使用するWeb会議システムやリモートデスクトップなどのツールに脆弱性があることを知り、正しい使い方を再認識します。最後には情報管理の仕組みにも触れ、セキュリティ対策のステップを身につけます。
よくあるお悩み・ニーズ
- 情報セキュリティに関する基礎知識を教えてほしい
- 情報漏洩のヒヤリハットが増えている
- 人的ミスによる情報漏洩のリスクを根本からなくしたい
本研修の目標
- 情報セキュリティの重要性と脅威を理解する
- 人的リスクを削減するために有効な対策を考えられる
- 企業のセキュリティ対策への理解を深め、その全体像を把握する
セットでおすすめの研修・サービス
(半日研修)デジタル時代のモラル意識醸成研修~倫理的・法的・社会的観点から考える
社会で働くうえでモラルは不可欠なものですが、デジタル時代において、改めて個人や組織のモラルの在り方が問われています。本研修では、モラルに欠ける言動をとった場合、どのような影響があるのかをELSIの観点から考えます。
ELSIとは新しい技術を社会に導入する際に生じるあらゆる課題を含み、倫理的・法的・社会的課題のことを指します。ソーシャルメディアや機密データの情報漏洩など、実際に起こった事例をもとにケーススタディを行い、リスクの未然防止につなげます。