プレイングマネージャーが陥りやすい悩みを解決~忙しい中でもチームを動かし成果を上げるには?
多くの組織で、マネジメントに専念するのではなく、プレイヤーとして成果を出しながらマネジメントもする「プレイングマネージャー」が増えています。その理由を紐解きながら、プレイングマネージャーのよくある悩みを解決するためのヒントをお伝えします。
人員削減と効率化の波による影響
あらゆる業界で人員コストの削減が求められており、マネジメントだけをする管理職を増やすことは簡単ではありません。そのため、プレイヤーとしての役割を維持しつつ、チームをまとめることができるプレイングマネージャーが必要とされています。
スピード感のある意思決定が求められている
VUCAと呼ばれる現代では、環境に合わせたスピーディーな意思決定が不可欠です。日頃の実務をよく理解しているプレイングマネージャーであれば、現場感覚を持ち合わせて適切に判断できる強みがあるといえます。
忙しくて手が回らない状態を打破する3つのポイント
「これぐらいなら自分でやればいいか」ではなく、部下に任せる
自分でやった方が早いと考え動いてしまうと、仕事が後回しになり時間が足りなくなる一方です。まずはその気持ちをおさえ、部下の成長を促すためにも勇気をもって仕事を任せてみましょう。部下ができる仕事が増えれば、本来プレイングマネージャーが注力すべきチームのマネジメントに時間を割くことができるようになります。
行き当たりばったりの育成にならないよう、プロデュースする
目の前の仕事と違いメンバー育成に締切はないため、計画的に進められないとの悩みが少なくありません。プレイングマネージャーには、部下を早期育成するとともに、指導の負担が偏らないようにチームを主導することが求められます。
そのためまずは、目標や期間を決めて具体的な行動レベルで計画を立てます。また、これまで指導したことのないメンバーに担当させるなど、メンバーの成長も考慮しながら指導役を決めるとよいでしょう。
チェックリスト化して共通認識を持ち、イレギュラーな仕事に時間を割く
小さなミスの積み重ねはクレームなどのトラブルを招き、それは大きな時間のロスになり得ます。チームの動きを止めないためには、おさえるべきポイントを明確にし、チェックリストとして部下に共有することが重要です。
また長年の経験を活かし、気をつけるべき仕事や慎重さが必要な業務などを先回りして把握しておきましょう。イレギュラーな仕事には必ず目を通し、部下にも注意喚起しておくことでリスクを未然に防ぐことができます。
プレイングマネージャー研修~時間・チーム・リスクをマネジメントし、走りながら成果を出す
「タイムマネジメント」「チームマネジメント」「リスクマネジメント」の3つについて、プレイングマネージャーとしてのスキルアップを目指す研修です。
研修のゴール
- 時間の使い方、仕事の任せ方を理解し、「とにかく忙しい!」を解消する
- メンバーとの関わり方やチームマネジメントのポイントを理解する
- ミス・トラブルを未然に防ぐ部下の仕事のチェックの仕方を学ぶ
受講者の声
- 部下の育て方、自分自身の仕事の進め方を考える良い機会となりました。部下への業務の任せ方をこれから取り組んでいきます
- 「自分がやらなければいけないことかどうか」の振り分けの話がとても役に立ちました。活かしていきます。そして、「視座を上げる」ことへの意識を、もっと高めたいと感じました
- 自分で全て抱え込まず、周りをよく見てうまく活用できるようにする。また、チームを上手く動かす為に、俯瞰して周りをよく見るようにする
セットでおすすめの研修・サービス
リーダーシップ研修~チャレンジングな姿勢と強かな変革力
「リーダーシップ」を発揮するためには、変化を恐れず、困難にも怯まない強かなマインドが求められます。それを支えるのは、「自分が何とかしなければ」という問題意識と当事者意識です。
本研修では、組織を束ねるリーダーが持つべき要件について理解を深めつつ、それを習得するためのヒントを探っていきます。
チームビルディング研修~VUCA時代で成長するチームのあり方
多様化が進む組織においては、メンバー一人ひとりの力を活かし、チームとしてのパフォーマンスを最大化させることが、チームビルディングの重要なミッションとなります。
「強いリーダー」がいなくても「強いチーム」を作ることはできます。そんなチーム作りのためのポイントとスキルを本研修では学びます。
1対1面談研修~部下のキャリア開発支援編
本研修では、1対1面談で部下の特徴・キャリア志向を把握していくためのフレームワークを学びます。
ワーク、ケーススタディでの実践を通して、部下のキャリア開発を促す1対1面談ができるようになることを目指します。