はたらコラム

【メーカー・製造部門特集】カイゼンを阻む2つの原因!現場リーダーに求められるスキルとは?

2018.10.22

  • ビジネス
  • 特集

メーカー・製造部門の方であれば、「IE」「ワークサンプリング」「VE」といった生産性向上の手法や、業務改善活動に関するキーワードを耳にすることも多いかと存じます。

「業務改善活動」に関する知識や手法は数多くありますが、実際にその活動を、すぐ実務に落とし込んで劇的に改善した!となるかというと、そうはいきません。

今回は、そんな業務改善の「実現」「実行」に役立つスキルをご紹介します。製造現場の管理職の皆さまはもちろん、工場で働く方々のスキルに課題を感じられている人事担当、研修担当の皆さまのお役に立てますと幸いです。ぜひご覧ください。

「カイゼン」活動が形骸化する原因

WEBを検索すると、「業務改善活動」について解説するページが無数でてきますので、製造現場の「カイゼン」に関するメジャーな手法・考え方はかなり浸透しているようです。

一方で最近よくあるのは、
「推進リーダーに統制力がなく、部署をまたいでの働きかけの効果が薄い」
「我流でやってきたベテラン社員が現場に多く、改善活動への反発が強い」
「若手の働く意欲・学ぶ意欲が低く、上司から意思の伝達がうまく図れない」
といった、メーカーの人事担当者や製造部門の育成担当の方のお悩みです。様々な理由で、せっかく考えた改善策のが継続されず形骸化してしまうのは、かえって生産性を落としていることにもなりかねません。

上記のようなお悩みに潜む原因として最も多いのは、実務に落とし込んで推進するための知識・経験不足と、それらをよりスムーズに推進するためのコミュニケーション力不足の二つだと考えられます。

1.知識・経験:改善活動”実践”の要諦を知る

業務改善に必要な知識は、改善策を考えるための手法や手順だけではありません。成功・失敗の実例や実務に落とし込むまでに起こりうるハードルなど、実践までの「要諦」ともいえる部分を抑えておくことが、改善策を机上の空論で終わらせない”推進力”となります。

中でも最も重要なポイントは、「現状の問題を浮き彫りにし、『このままではまずい』と当事者にわからせるための知識」です。

そもそも業務改善は、現状のやり方を変えさせることですので、どうしても負担が増えることへの抵抗が出てきます。そこで、現状の問題を浮き彫りにし危機感を持たせることで、自ら業務改善へと駆り立てるようにすることが重要です。そのために、客観的に把握するための数値化・グラフ化の手法や、KPI(=重要業績評価指標)の設定に関する正しい知識を身につけましょう。

一度頓挫してしまった業務改善策も、知識をつけてから課題や工夫の余地を議論することで、より実践的なものにブラッシュアップできます。時には当事者だけではなく外部からの知見も取り入れながら、ぜひ「実践」「実現」を意識した改善活動に取り組んでみてください。

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2.コミュニケーション力:関係者を動かすテクニックを身に着ける

組織内で業務改善活動をスムーズに進めるためには、部署内外問わず、戦略的にステークホルダーを巻き込んでいくコミュニケーションが必要不可欠です。

しかし、製造部門は多くの場合、研究・開発・技術・生産管理・品質管理・営業と多くの他部署と連携しており、自分たちだけで変革を推進できるものではありません。また、同部署内でも実際に働く部下たちを動かすスキルがなければなりません。

そこで、特に重要なのは「調整力」と「部下指導力」です。

まず「調整者」として成果を出すために必要なのは、
・目標達成に向けたリーダーシップ
・関係者とのネゴシエーション(交渉)
・事務面の準備と進行管理
の3点です。

リーダーとしてのちょっとした気配りや、関係者に協力を得るための根回しなど、部署内外に協力者の輪を広げるノウハウを知っているだけで、改善活動は非常に進みやすくなります。必ず現れる抵抗勢力に動揺することなく、上手に扱えるスキルを身につけておきましょう。

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また、製造現場の管理職が悩みがちなのが「部下指導力」です。イマドキ世代の若手社員と現場リーダーの間には、根本的な価値観や常識に相違があるケースが多くみられます。これを改善するため大事なのは「部下のタイプ」をきちん知ることです。

例えば、指示の意図がくみ取れない部下に対しては、「言わなくてもわかるだろう」という“常識”や“当たり前”を捨て、指示の目的と内容を明確に丁寧に説明しなければなりません。このように、部下のタイプに応じたアプローチ方法を考えることで、無駄のない円滑なコミュニケーションが実現できます。

まずは部下に対する関心を強く持ち、時には同じ悩みを持つ管理職同士でロールプレイなどをすることで、どのように関与すべきかを実践的に学ぶことができます。

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「明日から実行できる改善策」で自発的な効率化を促す

労働力不足の現代では、製造現場のリーダーには常に限られた人的リソースの中で、業務改善を通じた効率化を求められます。しかし先述のとおり、フレームワークに従って改善策を考えても、「推進力」「調整力」「部下指導力」がなくては現場のメンバーや他部署は動かず、実行まで至らないか、実行してもすぐに形骸化してしまいます。

逆に、リーダーの働きかけで職場のメンバーが業務改善そのものを日々の業務と認識すれば、全体効率が飛躍的に向上する可能性もあります。

そのためも、まずは「明日から実行できる改善策」を研修で考え、現場で小さなPDCAと成功体験を積み上げることから始めてみてはいかがでしょうか。

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