営業は一瞬で「できる・できない」を見抜かれる~第一声・名刺交換・身だしなみを整えれば勝てる営業になれる

- 相手の視線が冷たく感じるとき、自分は営業として何がいけないのかと不安になる
- 営業の前に、社外に出る人としての振る舞いが間違っているのではないかと悩む
- 営業として、どこから直せばよいのか分からず戸惑っている
営業は「話す前」に評価されます。特に30代で営業に異動した方や、伸び悩みを感じている営業職の方は、第一印象に課題がありがちです。この記事では、第一声、名刺交換、身だしなみという3つの基礎動作を具体的に解説します。今日から直せるチェックポイントと練習法を提示し、現場で即効果を出す方法をまとめております。
営業は一瞬で判断される~第一印象で差がつく理由
営業はスポーツや武道に似ています。会った瞬間に「できる」「できない」が見抜かれます。商品知識や資料よりも、外見と所作が先に評価されるのです。特に30代で営業に出る場合、年齢に見合った落ち着きと清潔感が必須です。ここを外すと、どれだけ説明しても信頼は得られません。
第一声で力量を示す~3つの話し方ポイント
最初の一言で営業の力量が伝わります。言葉そのものよりも、声、表情、間の取り方が重要です。
- ポイント1:かまずに言い切る
「本日、お時間を頂戴いたしまして、ありがとうございます」と、落ち着いた声量でよどみなく言います。噛むと経験不足が露呈します。 - ポイント2:目も笑う笑顔をつくる
口角だけでなく目元も柔らかくします。目に力があり、目も笑っている状態が親近感を生みます。 - ポイント3:半拍の間で余裕を演出
挨拶後に半拍の間を置き、相手の反応を受け止めます。間を詰め過ぎると押しつけがましい印象になります。
名刺交換は武道に似ている~勝てる3動作と練習法
名刺交換は営業の力量が見える場面です。勝てる名刺交換の3動作を以下にご紹介します。
- 動作1:必ず先に差し出す
営業は先に渡すのが基本です。相手より先に差し出すことで礼儀を示します。 - 動作2:30度のお辞儀で渡す
背筋を伸ばし、腰を30度倒して差し出します。頭を上げるタイミングは相手よりわずかに遅くします。 - 動作3:指先まで整える
名刺は指先をそろえて持ち、社名・氏名が正対する向きで差し出します。テーブル上での置き方も揃えます。
勝てる3動作を身につける練習法
挨拶しながら名刺を渡すのは難しいので、まずは挨拶を抜いて、名刺を美しい形で差し出す動作だけを練習します。名刺入れを胸の高さで構え、指先をそろえて名刺を持ち、社名と氏名が相手に正対する向きにします。そこから、腰を30度倒しながら肘を伸ばし、スッと差し出す動作を繰り返します。スピードは急がず、流れるように一拍で決めるのがポイントです。素振りのように何回も何回もやり、1セット10回を3セット続けると体に動きが入ります。
さらに、スマートフォンで正面と横から撮影し、肩の高さ、肘の角度、目線の位置を確認してください。目線は名刺ではなく、相手の胸元に向けるのが理想です。動画を見ながら改善点を一つずつ修正すると、上達が早くなります。
服装・身だしなみで差をつける~7項目チェックリスト
清潔感は営業の土台です。以下を毎朝確認します。
- 髭・メイクの整え
- 口臭・体臭の対策
- シャツの洗濯と糊
- スラックスの折り目
- 靴の磨き
- ジャケットのサイズ
- 鞄と持ち物の整頓
訪問前には歯みがきやマウスウォッシュで口臭を防ぎましょう。実際、営業の現場では「昼に中華を食べるな」と指導されることがあります。理由は、強い匂いが残ると第一印象を損ない、商談の空気を悪くするからです。どれだけ準備しても、清潔感を欠けば評価は下がります。昼食の選び方までが営業の仕事だと心得てください。
3つの基礎動作で「できる営業」に見せる
第一声、名刺交換、身だしなみ。この3つを整えるだけで、会話が始まる前に評価が変わります。商品知識や提案力は後からでも磨けますが、第一印象は一度きりです。今日から練習を始めましょう。
職種転換者向け営業基礎研修~他職種から営業へのキャリアチェンジ編
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本研修のゴール
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- 信頼される営業としてのマナーと基本動作を身につける
- これまでの商務経験で培ったスキルや経験を、営業職の仕事に結びつける
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