初めての管理職がつまずく3つの壁!業務・人材・リスクを整えて成果を出す方法

初めて管理職を任されると、期待と同じくらい不安が押し寄せます。プレイヤーとして成果を出してきた経験があっても、管理職として求められる役割はまったく別物です。何から始めればよいのか、どこまで部下に任せればよいのか、判断に迷う場面も増えます。
管理職がつまずきやすい3つの壁を理解し、業務・人材・リスクの3領域を整えることで、部署全体の動きが安定し、成果につながる行動が取れるようになります。
管理職1年目がつまずく3つの壁をどう乗り越えるか
管理職の仕事は幅広く見えますが、つまずきの多くは3つの領域に集約されます。
1.業務マネジメントの壁:部署全体の動きが見えない
管理職になったばかりの方が最初に感じるのが、部署全体の業務を把握する難しさです。自分の業務だけを見ていればよかった頃とは違い、複数のメンバーの進捗や課題を同時に把握する必要があり、日々の判断量も一気に増えます。
この壁を越えるためには、部門目標を明確にし、達成に向けた施策を具体化することが欠かせません。施策ごとに担当者と期限を設定し、週次で進捗を確認することで、業務の停滞を防げます。
特に効果が大きいのが、部下一人ひとりに週間計画表を作成してもらう取り組みです。計画を立てる習慣がつくと、業務の棚卸しや優先順位づけが自然と身につきます。管理職側も、計画表を通じて部下の状況を把握しやすくなり、必要な支援を早い段階で行えるようになります。
2.人材マネジメントの壁:部下の育成と評価に迷う
初めて管理職になると、部下の育成や評価に戸惑うことがあります。自分がプレイヤーとして成果を出してきた経験があっても、部下に同じやり方が通用するとは限りません。
育成と評価を行う際は、業務目標と能力開発目標を設定し、月次で進捗を確認することが重要です。これは個人版のPDCAであり、部下が成長実感を得るための大切なプロセスです。
モチベーション維持には、日頃から部下をよく観察する姿勢が欠かせません。表情や言動の変化に気づくこと、上司としてオープンな態度で接すること、評価を明確に伝えることなど、日常のコミュニケーションが大きな影響を与えます。部下の強みや性格を理解し、成果に応じて適切に報いることも、働く意欲を高めるうえで効果的です。
3.リスクマネジメントの壁:問題が起きてから動いてしまう
管理職1年目は、目の前の業務に追われるあまり、リスクへの備えが後回しになりがちです。トラブルが起きてから動くのでは遅く、部署全体の信頼にも影響します。
リスクを洗い出し、発生した際には自ら対応する姿勢が必要です。悪い情報ほど早く共有することを部下に徹底し、緊急連絡網を整備しておくことで、問題発生時の対応速度が大きく変わります。
リスクを前提に業務を進める習慣が身につくと、部署全体の安定感が高まり、部下も安心して業務に取り組めるようになります。
管理職1年目が成果を出すための実践ポイント
3つの壁を乗り越えるためには、日々の行動に落とし込むことが欠かせません。
1.計画と振り返りを習慣化する
週間計画表の活用は、業務の整理だけでなく、部下の成長支援にもつながります。計画と振り返りを繰り返すことで、部下は自分の業務を客観的に見られるようになり、改善点を自ら見つけられるようになります。
2.部下の変化を見逃さない
モチベーションの低下は、表情や行動の小さな変化として現れます。日頃から部下をよく観察し、気になる点があれば早めに声をかけることが大切です。部下が安心して相談できる雰囲気づくりも、管理職の重要な役割です。
3.リスクを前提に業務を進める
リスクマネジメントは、問題が起きてから動くのではなく、起きる前に備える姿勢が重要です。業務の流れを見直し、どこにリスクが潜んでいるかを定期的に確認することで、トラブルを未然に防ぐことができます。
3つのマネジメントを軸に、管理職としてのスタイルを築く
管理職に求められる役割は多岐にわたりますが、3つのマネジメントを軸に行動すれば、組織としての成果を安定させることができます。業務、人材、リスクの3つを意識しながら日々の業務に取り組むことで、自分なりのマネジメントスタイルが形づくられていきます。
新任管理職研修~求められる3つのマネジメント(人材、組織、業務)とリーダーシップ(2日間)
本研修では、管理職として期待される役割認識と求められる3つのマネジメント・リーダーシップを現代の労働環境に合わせた文脈で昇格した新任の管理職の皆さまに習得いただく内容となっています。
■3つのマネジメント(人材・組織・業務)
- 人材マネジメント~人材育成方針の設定、部署・チームの最適化・再編成、次世代リーダー育成
- 組織マネジメント~部署の理念、ミッション、目標設定、目標管理
- 業務マネジメント~属人化防止、労務管理、メンタルヘルス、ハラスメント防止など
■リーダーシップ
- 4つのリーダーシップ(実行型・巻き込み型・奉仕型・ビジョン型)を強みを活かして多様に発揮する
- フォロワーを整備し部署全体で強みを分担しリーダーシップを発揮
本研修のゴール
- 「俯瞰的な視点」「個人ではなく組織でどう成果を出すか」など具体的な行動レベルで役割期待を理解できる
- チームを最適化する編成、次世代リーダーを育てる部下指導などの人材マネジメントを習得できる
- 部署内のミッション設定とメンバーへの理念浸透、目標管理などの組織のマネジメントを理解できる
- 属人化防止、労務管理・メンタルヘルス、ハラスメント防止などの業務のマネジメントを習得できる
よくあるお悩み・ニーズ
- 管理職になるのが初めてなので、どのような役割を求められているかわからず不安である方
- 管理職として求められるマネジメントを、昇格時の今の時期に漏れなく網羅的に理解したい
- 自分のリーダーシップの発揮の仕方、さらにメンバーを巻き込んだチームビルディングの方法を学びたい方
セットでおすすめの研修・サービス
部下とのコミュニケーション実践研修~多様化する部下への関わり方
本研修では、部下との円滑なコミュニケーションの取り方を学んでいただきます。部下に対する関心を強く持ち、積極的に関与することがコミュニケーションを機能させる最大のポイントであることを理解いただき、上司としてどのように対応すべきかを実践的に学んでいただきます。
リスクマネジメント研修~未然に防ぐ方法を学ぶ
リスクを未然に防止にするためには、リスクマネジメントに関する視野を広げ、そして、自社のリスクについてあらゆる角度から多面的に考えられるようになる必要があります。
本研修では、一般的なリスクや事例など外部の視点を学ぶことによって、リスクに対する視野を広げます。また、自社を取り巻くリスクについて、内部・外部に存在する様々なリスクを洗い出し、対策の優先度を実際に評価していただきます。リスクが顕在化した後の取り組みや、リスク管理を行う際に組織全体で気を付けるべきことなども合わせて学び、すぐに現場に持ち帰って活用をいただける内容となっています。
次期管理職向け研修~プレイヤーとの違いを理解し、その日に向けて準備する
次期管理職候補の方の中には、すでに管理職と同レベルの業務を実質的に担っている方もいらっしゃいます。しかし、それはあくまで管理職の一部の機能のみを実践しているだけかもしれません。本研修では管理職に求められる役割をあらためて理解し、達成すべき組織目標を活動計画に落とし込むワークなどを通して求められる心構えとスキルを学びます。
現在の「管理職見習い」というポジションをアドバンテージとして活かし、管理職に求められることの習得に向け、段階的に意識を高めていただくことを目的としています。





