2026年新入社員の傾向と特徴

年間約87万名に研修を提供する株式会社インソース(本社:東京都千代田区、代表取締役執行役員社長:舟橋孝之、証券コード:6200、以下「当社」)はこの度、2026年新人研修の結果を分析した「新人の傾向」についてお知らせいたします。

2026年4月1日~14日の14日間で、新入社員研修の延べ受講者数は、累計72,526名(※)となりました。そのうち、4月9日までに登壇した講師やアシスタント講師などから集めた研修内の受講者の様子(467件)から、2026年入社の新人の傾向をまとめました。

※2026年4月1日~4月14日

2026年新入社員の傾向「速報」の資料はこちら

  • ・2026年新人の傾向集計結果
  • ・新人の傾向のまとめ
  • ・傾向をふまえた育成
目次
・2026年新人の傾向~集計結果・登壇講師のコメント
・新人の傾向のまとめ~際立つ「素直さ」と懸念される「思考力」の不足
・傾向をふまえた育成~素直さを強みにする教育とAI時代に必要な思考力の醸成
・新人の傾向をふまえたおすすめ研修・サービスラインナップ

2026年新人の傾向~集計結果・登壇講師のコメント

■全体的な傾向と集計結果

全体的な傾向は昨年と同様で、4点以上の割合が高い項目、低い項目は昨年と同じ項目が並びました。
「理解・実行力」、「規律性・自己管理力」は昨年とくらべ、プラス3ポイント以上となりました。指示されたことの実行(項目02)や休憩中のマナー(項目08)、意見交換(項目16)がプラスになっています。
一方、課題となる点も昨年までの傾向と変わらずとなっています。わからないことは質問をする(項目04)、失敗を恐れず発信できる(項目12)や、指示されたこと以外も考えられる(項目18)は昨年よりもさらにポイントを落としました。

設問
番号
カテゴリー 設問 評価4点
以上の割合
01 理解・実行力 講師の説明に対し、うなずくなど反応がある 82%
02 理解・実行力 研修内で指示されたことは確実に実行できる(指示内容に従うことができる) 96%
03 理解・実行力 講師の話をよくきき、メモを取るなど学びに対して意欲的な姿勢がある 88%
04 理解・実行力 わからないことやできないことは質問し、確認している 58%
05 理解・実行力 学んだ内容を行動の改善や他のことにも応用できている(挨拶を学んだ後は、その後の挨拶がよくなる、グループワークでのコミュニケーションが変わる等) 79%
06 規律性・自己管理力 研修の開始時間や休憩後の再開時間には余裕を持って席につき、静かに待機できている 85%
07 規律性・自己管理力 研修中に決められたルールは実践できている 91%
08 規律性・自己管理力 休憩中なども社会人としてふさわしい行動をしている(例えばスマホマナーや会話、態度等気になる点がないか) 78%
09 規律性・自己管理力 後ろ向きな発言や攻撃的な姿勢を示すことなく、自制的に取り組むことができている 94%
10 規律性・自己管理力 注意されたり、指摘を受けたりしたことは素直に受け入れ改善する姿勢がある 88%
11 積極性・発信力 グループやクラスのメンバーと積極的にコミュニケーションが取れる 91%
12 積極性・発信力 間違いや失敗を恐れずに発信・行動ができている 73%
13 積極性・発信力 自分の考えを持ち、伝えることができる(筋違いな部分があっても積極的に意見を出している) 80%
14 積極性・発信力 グループでの発表や個人発表で意見をわかりやすく発表できている 84%
15 積極性・発信力 自己主張だけでなく、相手の気持ちも尊重したコミュニケーションをとれている 87%
16 協働する力 意見交換や実践的なワークを円滑に進められている 92%
17 協働する力 グループでの演習ではメンバー同士協力して決められた時間で成果が出せている 90%
18 協働する力 指示されたことだけでなく様々な視点から考えられる(話題を広げることができる、様々な意見が出せる) 55%
19 協働する力 演習の時間が余ったときも時間を無駄にせず、自分で考えて行動できる 61%
20 協働する力 演習の目的ややるべきことを共有し、助け合う姿勢がある 84%

■評価点4以上の割合が高かった項目

  • 02. 研修内で指示されたことは確実に実行できる(指示内容に従うことができる):96%
  • 09. 後ろ向きな発言や攻撃的な姿勢を示すことなく、自制的に取り組むことができている:94%
  • 16. 意見交換や実践的なワークを円滑に進められている:92%

■評価点4以上の割合が低かった項目

  • 18. 指示されたことだけでなく様々な視点から考えられる(話題を広げることができる、様々な意見が出せる):55%
  • 04. わからないことやできないことは質問し、確認している:58%
  • 19. 演習の時間が余ったときも時間を無駄にせず、自分で考えて行動できる:61%

■講師のアンケートコメントからみた傾向(329件)

ポジティブなコメントで多かったもの

  • 素直さや行動変容に関連するコメントが特徴的
    • まっすぐ素直な印象が例年以上に強い。腑に落ちない点があっても斜に構えた雰囲気はなく素直に質問し、自ら納得するために行動できる
    • ・伝えたことは実践できるが、伝えないと自信がないためか行動を躊躇してしまう方が多い。ただ素直さも理解力もあるため研修の中で行動変容が見られた
    • ・挨拶しないことを注意したら、最後は感謝の挨拶に多くの人が来た
    • 受講者同士のコミュニケーションが昨年より活発な印象。他社同士でも2日間で仲良くなった

ネガティブなコメントで多かったもの

  • 近年多かった「おとなしさ」「消極的な姿勢」より明確がルールがないマナーやワーク時の振る舞いへの言及が目立つ
    • ・入室時のコート着用、休憩中のイヤホン着用など、明確なルールがなければ悪いと思わない様子だった
    • 他者の動向がとても気になる様子。発言したいことがあっても一番手になることを恐れる傾向が強い
    • ・ワークは一定のアウトプットが出たら終了してしまい時間が余る。与えられた時間を最後まで使い切り議論を続けることができない
    • ワークを通して正解を見つけようとしている傾向が強く、考えや気づきを深めようとする姿勢はごく一部

新人の傾向のまとめ~際立つ「素直さ」と懸念される「思考力」の不足

■「素直さ・真面目さ」はより顕著な傾向に

「指示されたことは確実に実行できる」は4点以上で95.5%と大半を占め、講師からのコメントでもよい点として最も多くあがりました。近年同様の傾向ですが、より傾向が強くあらわれるようになっています。
また、「説明に対するうなずきがある」のポイントも上昇しました。講師からのコメントでも「今年はこの数年とレスポンスが異なり、疑問があれば前向きに質問してくる」と、コロナ禍の影響とみられていた反応の薄さやコミュニケーションの消極性は和らいだ傾向にあります。

■指導側の歩み寄りによって変わる新人の行動~表面的な反応と内面にギャップがある

「一見クールに見えるが、講師側から歩み寄るとぐっと距離が縮まる、活発に意見するようになる」といったコメントが複数見られました。素直さゆえに、指導側の言動の影響を強く受けることがわかります。また、「承認」の気持ちが強いとのコメントも今後の育成に影響すると考えられます。
良い点として、学習意欲の高さに触れるコメントも多く、今後の教育次第での伸びが期待できます。

■懸念されるAIの影響~思考力・応用力不足の傾向が強まる

①AIの影響により懸念される「考えない」ことの習慣化

「ビジネス文書研修では日頃からのAI利用が多い人ほど手の進みが遅い傾向にあった」という意見が見られました。AI活用がさらに進む中で、AIへの過度な依存による思考力の低下が懸念されます。
「ワークは指示されたこと以上に深めない」など、昨年までに見られた傾向も継続しており、この傾向がさらに強まっていくことが懸念されます。AI活用について、方法とあわせて、適切に使うための判断軸を育てる必要があります。

②引き続き強く見られる「失敗したくない」傾向

「指名すれば答えるが、自分からは発言しない」「グループでは発言するが、全体発表では言わない」「考えるというより、正解を見つける姿勢が強い」など、ここ数年の傾向は今年もさらに強まっています。
失敗を恐れるという点では、当社新人フォロー研修で年々「レジリエンス」研修の人気が高まっていることからも、当面続く傾向と考えられます。

傾向をふまえた育成~素直さを強みにする教育とAI時代に必要な思考力の醸成

①「知らない」ことを教育でカバーし、「失敗」しにくくする

マナーや日常的な礼儀などは、「知っていてできない」のではなく、「気づいていない」傾向がありました。
基本的なマナーは理解・実践できていても明文化されていないことや状況判断には指導が必要となります。学ぶ意欲が高い傾向にあることや、真面目に学ぶ姿勢を活かして、早めに教育しておくべき点といえます。

②AI頼りにならない「考える」力と「判断軸」の醸成

組織内でのAI活用が進み、今後はより使う側のスキルも問われることとなります。
新人には、活用だけではなく、基本的な考え方として、多様な視点や、論理的・批判的に思考する力を学ばせ、自分の力で考え、判断する力を養う必要があります。

③得意分野を任せることで、主体性・積極性を身につける

失敗を恐れる世代が、ミスの起きやすい業務や間違いやすい仕事で積極的になることは難しいと考えられます。一方で、AIやデジタル活用は、新人世代が親しんできた分野であり、あいまいさが少なく取り組みやすい領域です。
まず得意分野を任せることで主体性を引き出すことも、有効なアプローチの一つといえます。

④新人教育と並行して、指導者教育を。指導がうまくできれば、素直な新人は育つ

ハラスメントへの懸念から、指導者と新人・若手の距離は広がりやすい傾向にありますが、素直、真面目という新人の特性と、指導者側の歩み寄りが組み合わさり、指導の仕方で新人が大きく成長できる可能性もあります。

【参考】登壇講師からみた、身につけてほしいスキル上位と推奨フォロー研修上位

どちらもコミュニケーションやロジカルシンキングが上位にくる結果となりました。

  • 身につけてほしいスキル
  • フォロー研修としておすすめしたい研修

新人の傾向をふまえたおすすめ研修・サービスラインナップ

■新人の傾向から4つのテーマでご提案

①暗黙知を知り、社会人としての基礎をつくる
②得意分野を活かし、主体性を伸ばす~AI・デジタル
③AI時代だからこそ鍛える~思考力と判断軸
④育て方次第で新人は変わる~指導側の教育

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  • ・2026年新人の傾向集計結果
  • ・新人の傾向のまとめ
  • ・傾向をふまえた育成

インソースのご提供コンテンツ~成長実感を生み出すフォローアップとOJT

当社ではこの結果を踏まえ、新入社員のスキルアップのための様々な研修をご用意しています。
入社時は知識・能力の個人差が大きくても、その差を埋める教育によって、新人が自信をつけていくことが大切です。また、新人が成長実感や自信を得るためには、現場でのOJT教育がさらに重要となります。
当社では、指導者向けの様々なサービスも開発しております。ぜひこの機会に、ご導入ください。

■傾向・課題にもとづくスキルアップ、フォロー研修
■新入社員向け関連サービス
■指導者向けサービス

定番の新入社員向け公開講座

おすすめ動画教材・eラーニング

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  • ・2026年新人の傾向集計結果
  • ・新人の傾向のまとめ
  • ・傾向をふまえた育成

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