技術力はあるのにうまく伝わらない...若手エンジニアが知っておくべき「分かりやすい説明の仕方」のポイント

技術力は高くても、「お客さまを前にすると緊張してしまう」「話すこと自体が得意ではない」と感じる若手エンジニアは少なくありません。
特にIT企業では、技術的な情報を整理し、相手の理解度に合わせて論理的かつ簡潔に説明する力が求められます。現場に出る機会が増えるほど、このハードルの高さを痛感する場面も多いのではないでしょうか。
しかし分かりやすい説明は、一部の話し上手だけが使える特殊能力ではありません。理論を理解し、適切な練習を重ねれば、誰でも習得できるスキルです。
分かりやすく伝えられない理由~情報を整理できない
アジャイル型開発や上流工程への関わりが増え、エンジニアが直接お客さまへ提案や報告を行う場面は確実に増えています。その中で、次のような課題に直面する若手の声をよく耳にします。
- 専門用語が多く、相手が理解できるように説明をするのが難しい
- 説明が長くなり、言いたいことがぼやけてしまう
- 話の構成がまとまらず、質問にうまく返せない
- 報告・連絡・相談が簡潔にできない
これらの課題は、エンジニア自身の「技術力」とは別のところにあります。いずれも相手の理解度に合わせて要点を整理し、分かりやすい形に組み立てて伝えることができていないという点が共通しています。
どれほど専門知識が豊富でも、情報がきちんと構造化されていなければ、相手には正確に正しく伝わりません。
情報を整理できる、分かりやすい説明の仕方、4つのポイント
説明を簡潔にまとめ、相手に正しく届けるために、次の4つのポイントをおさえる必要があります。
- 説明の目的とゴールを明確にすること
- 論理的な順序で話を組み立てること
- 要点をしぼり、冗長にならないよう簡潔に伝えること
- 図表や資料を活用し、情報を視覚的に整理すること
これらを意識できるようになると、説明時間の短縮だけでなく、誤解の減少やお客さまからの信頼向上にもつながります。
実務ですぐに活かせる具体的なステップ
では、4つのポイントを現場でどのように実践していけばよいのでしょうか。
1.目的と結論を最初に伝える
冒頭で結論を提示することで、相手は全体の枠組みを理解した状態で話を聞けます。話の流れが把握しやすくなり、質問も筋のよいものに変わっていきます。
2.論理的な順序で情報を整理する
「時系列」や「原因と結果」など、誰が聞いても理解しやすい枠組みで説明することが重要です。このような整理術は典型的なフレームワークがたくさんあるため、知識として身につけておく必要があります。
3.要点をしぼる
技術者ほど細かい情報を盛り込みたくなりますが、それが相手に話が伝わらない原因の一つになります。3つから4つ程度に要点をしぼるだけで、相手の理解度は格段に高まります。
4.視覚的な資料を効果的に活用する
図や表は、複雑な情報をシンプルにする大きな助けとなります。資料を作り込むよりも、相手の理解を助けるためにどの情報を図示するべきかが重要です。
+α:説明力を定着・向上させるために大切なこと
自分では気づかない癖や改善点は、周囲の客観的な視点があるからこそ分かります。上司や先輩に積極的に意見を求め、改善を繰り返すことで着実に説明力が高まります。
分かりやすい説明の仕方研修
これらのポイントを体系的に学び、現場で実践できる力につなげるために開発されたのがこちらの研修です。
研修では、構造化の基本理解から始まり、長文要約、テーマを選んだうえでの説明実践など、実務で使えるスキルを段階的に習得します。
本研修のゴール
- 目的・意図が明確になるように話を整理することができる
- 構造と展開を考えながら相手に訴求力のある内容で話の構成をまとめることができる
- 相手目線を意識し、要点をまとめて話すことができるようになる
よくあるお悩み・ニーズ
- 説明が長く、回りくどくなってしまう
- ホウ・レン・ソウが上手くできない、相手に伝わりにくいと感じる
- 説明スキルを上げ、窓口応対時の対応スピードとお客さま満足度を上げたい
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営業的な視点を持ちたいエンジニアにも有用で、技術的な知識や強みをお客様の課題や関心に結びつけて説明する力を養うことができます。







