迷っても、ブレてもいい。アジャイルなチームは、そこから強くなる
変化が加速するデジタル時代では、最初に立てた綿密な計画通りに実行する働き方だけでは立ち行かなくなっています。今、あらゆるビジネスパーソンに求められているのが「アジャイルに働く力」です。
アジャイルとは、もとはソフトウェアを開発する手法を指すIT用語です。変化に柔軟に対応しながら小さく試し、素早く学ぶという開発の進め方は、変化とスピードの時代において求められる働き方そのものです。そのため、IT業界以外でもその概念が評価されています。
問いを立てる力が、アジャイルな働き方の起点になる
明確なゴールと計画に従って動くやり方が通用しない中では、そもそも何に取り組むのかを見極める力が必要です。変化に迅速に対応するには、大きなエネルギーが必要です。そのためのエネルギーを雑多な仕事に分散してしまっては、自分自身もチームも疲弊してしまいます。
仕事の精度とスピードを増すために、最重要な課題は何か、ムダな作業は何かと問いを立て、集中すべき目標を明確に絞り込むプロセスこそが、アジャイルな働き方の出発点となります。
プロジェクトの推進の秘訣は、「小さく」「早く」というアプローチの徹底
かつてはリーダーがプロセスのすべてを決定し、1から10まで指示を出していました。しかし、変化が激しい今、すべての情報を把握して正しい判断を下すこと自体が不可能になりつつあります。仕事が複雑化する中で、関係するメンバーも活用する技術も多種多様になっています。そんな状況でもプロジェクトを強力に推進できる人とそうでない人にはどのような差があるのでしょうか。
プロジェクトを強力に進める秘訣は、「小さく」「早く(速く)」の2つです。これらを徹底することで、関係者と成果物をアジャイルに前進させていくことができるのです。
行動を通じて学び、学びを次の行動に生かす
アジャイルな働き方の本質は、小さくてもまず動くことにあります。一度にすべてを整えるのではなく、最小限の成果物(試作品)を早期に作り、実際の反応や成果から次の一手を考える。このサイクルを何度も高速で回していくことが、変化の波に乗る実践的なアプローチです。
このとき重要なのは、正解を出すことではなく、より良い方向へ修正し続けることです。行動を通じて学び、学びを次の行動に生かす。このスパイラルを止めないことが、アジャイルの極意といえるでしょう。
失敗を許すチームでアジャイルに進む
アジャイルな働き方は、個人のスキルだけで成立するものではありません。特にチームで仕事を進める場面では、目的の共有やチーム内の心理的安全性の高さなどが欠かせません。小さな挑戦を繰り返すためには、失敗を恐れずに意見を出し合える環境が必要なのです。
試作品を土台にし、軌道修正をしながら精度を高める
プロトタイプ(試作品)を活用することで、チームのコミュニケーションを活性化し、意思決定をスムーズにすることができます。プロトタイプは未完成で不完全、ときにはほとんど形を成していないこともあります。それでも、議論の的となるものが目の前に現物としてあるのとないのとでは、意見の出しやすさが大きく変わります。
プロトタイプには
- 手書きのラフ案
- 画像検索
- 生成AI
- フレームワークでの整理
などさまざまな作り方があります。
さらにチーム内で「小さな失敗」をすることで、大きな修正を避けつつ最終的には精度の高いものを作ることができます。
アジャイルな働き方はリーダーシップを変える
アジャイルは単なる業務手法ではなく、リーダーシップのあり方そのものを問い直すものです。すべてを自分で決めるのではなく、チームの知恵を引き出し、必要な方向性だけを明確に示す。方向性の提示と現場への委譲が共存するスタイルが、これからのリーダーに求められる姿です。
変化の時代の仕事の進め方研修~アジャイルに働くコミュニケーション術
社内プロジェクトのキックオフ時に、誰にどのようなコミュニケーションを取るべきか考えるケーススタディや、意思決定をスムーズにするための試作品作成を実践します。周囲と協力してスピーディに仕事を進めていくための手法を身につけます。
よくあるお悩み・ニーズ
- 周囲の人を頼って仕事をするのが苦手
- 資料や企画の差し戻しで大幅修正になることがある
- スピード感を持ってプロジェクトを進められるようになってほしい
研修の目標
- 社内の人的資源を有効活用するためのコミュニケーション力を身につける
- プロトタイプを活用し、高速でPDCAを回せるようになる
- プロジェクトやスケジュールを管理する手法を知る
セットでおすすめの研修・サービス
デジタル時代のタイムマネジメント研修(1日間)
デジタルツールを活用した仕事の進め方や時間の管理法を身につけ、業務を効率化する研修です。
単純な事務作業の時間を減らし、仕事の生産性を高められるように、事務作業の自動化を実践形式で学びます。
変化の時代の初級管理職研修~不確実性の中で柔軟に計画を遂行する
「標準」だった官僚制マネジメントが次第に機能しづらくなってきました。今やプロジェクト型の組織運営を前提とした「バックキャスティングでの計画策定」「アジャイルな計画推進」といったマネジメント手法が主流となりつつあります。
本研修では、こうしたデジタル時代の変化を捉えたうえで、それに柔軟に対応しながら成果を上げていくための考え方とスキルを学びます。
【ラインナップ】OODAループ(ウーダループ)研修
OODA(ウーダ)ループとは、米軍の意思決定プロセスを理論化したものです。Observe(観察)→Orient(方向付け・情勢判断)→Decide(決断)→Act(行動)素早く行います。臨機応変に立ち向かう俊敏な組織を作る研修です。