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ビジネス現場の「正しさ」とは~必要なのは成果と倫理のバランス

ビジネスの成功と社会的責任

成功手段と社会的責任を果たすことはセットである

ビジネスの世界では、売上を上げる、契約数を伸ばすなどの目に見える成果を上げることが重視されます。しかし、成果を上げるために、どのような手段を取っているのかは、組織や個人によって異なります。倫理観を無視して利益を生む手段は、やがて個人のみならず組織に対する信頼を失います。長期的成功を収めるには、双方の調和を保つことが重要です。

現代社会において組織に求められる3つの要素

1.企業の社会的責任(CSR)

企業が利益を追求するだけでなく、社会や環境に対して積極的に貢献する姿勢を示すことが必要です。企業の社会的責任(CSR、Corporate Social Responsibilityの略)を実行することにより、企業は社会的な信頼を獲得し、ブランドイメージが向上し、社員のモチベーション向上にもつながります。 CSRは単なる義務ではなく、企業の価値を高め、持続可能な成長を実現するための必要不可欠な要素となっています。

2.コンプライアンス遵守やモラル意識

近年、コンプライアンス違反やモラルの意識の低さにより、企業の信用が失墜するニュースが後をたちません。法律を守ることはもちろんのこと、企業の行動が倫理的に正しいものであるかも重要となります。

コンプライアンス違反が発覚した場合、企業の信頼が損なわれるだけでなく、法的リスクや経済的な損失を招くことにもなります。企業は積極的に倫理観を醸成し、法令やコンプライアンスを遵守する風土を育む必要があります。

3.顧客や消費者の信頼

企業が成功するためには、顧客や消費者からの信頼が不可欠です。現代社会において、消費者は商品やサービスの品質だけでなく、その企業がどれだけ社会的責任を果たしているかにも関心を持っています。一貫して誠実に顧客に向き合い、製品やサービスの品質を保証することで、顧客との信頼関係を築く基盤となります。また、消費者からの信頼を得ることは、よい口コミやリピーターを生むなど、長期的なブランド価値を高めることにも繋がります。

企業が信頼を失うことは、競争力の低下や経済的損失に直結するため、信頼を得ることはどの業界においても極めて重要な要素です。

成果をあげるためのビジネス展開の鍵

上記3つは、現代社会において、企業に求められる基本要素となります。責任を果たしながら、成果をあげるには、どのようにビジネスを展開していけばよいのでしょうか。

これには「正しさ」が重要な鍵となります。

ビジネスにおける「正しさ」とは

ビジネスにおける「正しさ」とは、単に法律やルールを守ることではありません。長期的な成果を得るために、成果を追求しながら、倫理的観点と社会的な価値観を組み合わせていくことが「正しさ」に導きます。目の前の短期的な利益に飛びつきたくなることもありますが、それは企業や組織全体にとって、長期的な成長につながるとは限りません。

【人格の陶冶】ビジネスにおける「正しさ」を考えるワークショップ

正しい判断を下すためには、根拠とする知識や経験を備えていると同時に、適切な判断基準を持つことが大事です。 こうした「正しさ」は、人によって認識の基準が異なるため、そのズレが時に大きな判断ミスを引き起こすことがあります。

本研修では、ケーススタディを通じたワークショップ形式で、判断における正しさについて受講者の皆さん同士で議論し、考えを深めていただくことをねらいとしています。

研修のゴール

  • ビジネスにおいてなぜ「正しい考え方」が求められるのかがわかる
  • 利益を追求する上で超えてはいけない一線があることを理解する
  • 自身の日々の活動の中に、正しさという価値軸を通すことができる

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セットでおすすめの研修・サービス

人格の陶冶研修シリーズ

正しいモラルや人格の高め方を伝えるのは大変難しいものです。人格の陶冶シリーズはワークショップ形式で研修を進め、講師はファシリテーター役に徹します。

ルールで明確に規制されてはいないが、倫理的にやってはいけないことを討議したり、正解のない人格のあり方を先人に学んで磨くプログラムなどをご紹介します。

>シリーズの詳細はこちら

【人格の陶冶】職場における「モラル」を考えるワークショップ

職場では「モラル」のある行動が求められますが、ルールやマナーを守ることとは少し意味合いがことなり、何をすればモラルのある行動と認められ何がモラルに反する行為なのかがわかりづらいのも事実です。こうした難しい側面もある「モラル」について、受講者の皆さん同士で議論し、その理解を深めていただいたうえで、実践的な対策を考えられるようになることをねらいとしています。

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(半日研修)【人格の陶冶】社会人としてのモラル・倫理観を高める

仕事において求められる「モラル」のある行動とは、決められた「ルール」に従うことや、行儀作法としての「マナー」を守ることとは少し意味合いが異なります。社会人としてのモラルに従った行動とはどのようなものかを、受講者同士の討議を通して理解していただくことを目的とした、ワークショップ主体の研修です。

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(役員・管理職向け)インテグリティを考える研修(半日間)

本研修ではインテグリティを、誠実さや正直さなどを複合的に兼ね備え、周囲の環境にとらわれることなく正しい行動がとれることと定めています。

役員・管理職は率先して実践すべき立場として、また組織内に浸透させる立場として、ディスカッションをしながら深めていきます。

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(半日研修)(リーダー向け)インテグリティを考える研修~正しく行動するための判断軸をつくる

近年注目されているインテグリティをキーワードに、自身やチームの考え方、行動の判断軸をつくっていく研修です。本研修では、インテグリティを「誠実さや正直さなどを複合的に兼ね備え、行動として周囲の環境にとらわれることなく正しい行動がとれること」と定め、自身や自組織にとってのインテグリティとは何かを考えていきます。

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>講師派遣型研修の詳細はこちら

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