若手が変われば、組織が変わる!主体性を育てる実践型育成メソッド
組織にとって、若手の育成は避けて通れない重要な課題です。特に、若手社員が自分の役割を正しく理解し、自ら考えて行動できるようになることは、組織の活性化と成長に直結します。しかし、現実にはその育成方法が明確でないために、若手が上司からの指示を待つ「受け身の姿勢」にとどまってしまっているケースも少なくありません。
彼らが自分の意見を持ち、周囲と積極的に関わりながら行動できる力をどのように育成すべきか、具体的なアプローチに悩む方も多いのではないでしょうか。
若手に主体性を発揮させる3つの要素~目的意識・仮説思考・周囲を巻き込む力
目的意識
若手の主体性を引き出すためには、まず目的意識を育てることが不可欠です。つまり、彼らが自分の仕事の意味や価値を理解し、何を達成すべきなのかを明確にイメージできるように支援するのです。
現場では、まず上司や先輩らが若手に対して何を達成すべきなのか、どのような行動を取ればよいのかを明確に伝えることが求められます。
仮説思考
仮説思考も若手の成長において非常に重要なスキルです。自分なりの仮説を立て、それを実行・検証しながらPDCAサイクルを回すことで、経験を通じて思考力と改善力を高められるようになります。
こうした積み重ねが、徐々に自律的な行動へとつながっていきます。
周囲を巻き込む力
若手が主体性を持って行動するためには、自分一人で完結するのではなく、周囲を巻き込んで働きかける力を育むことも重要です。その第一歩として、若手社員が自ら職場での課題や非効率に目を向け、改善活動に取り組むことが効果的です。
身近な問題を発見し、その原因を考察し、具体的な解決策を立案・実行することで、実践的なスキルと自信を得られます。そして、その活動を周囲に共有し、協力を得るには「明確な目標設定」が欠かせません。目指すゴールが明確で説得力のあるものであればあるほど、同僚や上司の共感と協力を得やすく、組織全体を巻き込むことができるようになります。
若手社員研修~主体性の発揮
本研修では、一通りの業務ができるようになった若手社員の方を対象に、主体性を発揮して仕事に取り組むために必要なマインドとスキルを学びます。
具体的には、今後組織を牽引していくために「仕事の主体者」としての役割を受け入れ、そのために必要な目的意識や仮説思考、判断基準を習得します。
本研修の目標
- 自身の仕事における「期待される成果とそれを実現するための過程」を理解して行動できる
- 仕事の優先順位を的確に判断したうえで行動ができる
- 自身の仕事にかかわる人・組織と関係を構築し、状況に応じて協力を仰ぐことができる
受講者の声
- 普段行っている業務の目的を明らかにすることで、その業務を行う意義や別の手段を考えることができました。普段の一つひとつの業務に対して、「なぜ」を意識しながら取り組み、主体的な人間であり続けたいです
- たとえ雑用であっても、本来の目的意識を持って遂行し、作業にならないようにしたいと思いました。また、業務がうまくいかないときには、うまくいかない原因を考え、理想の姿とのギャップを埋められるようになりたいです
- 今後の業務において主体的に行動し、周りとの関係を築き、スムーズに取り組めるようにしたいです。今よりコミュニケーションがさらにできて、他の人が私自身を見て一緒に仕事をしてもよいと思ってもらえるまで頑張ります
セットでおすすめの研修・サービス
若手社員向けビジネスマインド強化研修~主体性、業務・役割の領域拡大、自分で考える
本研修では、若手社員に求められる「主体的な行動とは何か」を学びます。
相手目線で仕事を進めるためのポイントや、安定した高いパフォーマンスを発揮するために意識すべきことを理解し、主体的に行動できるようになることを目指します。
若手社員研修~経験学習サイクルを回し、自己成長を加速させる
成長する人と伸び悩む人の違いとして、「経験したことを振り返り、学びを得て次につなげられるかどうか」が挙げられます。
本研修では、若手社員の方を対象に、今後の成長を加速させるために有効な、経験学習サイクルの回し方について学びます。
コーチング研修~部下の主体性を引き出すスキルを習得する
コーチングとは、コミュニケーションを通じて部下に気づきを与え、動機を引き出す技術です。
本研修では、部下のやる気を引き出すのに欠かせない「傾聴」「質問」「承認」の3つのスキルを身につけます。座学の後、ケースごとのロールプレイングを行い、スキルの定着をはかります。