お問合せ
商談予約
お電話
行動経済学×コーチング×１対１面談で実現する「自走する部下」の育て方
部下とのコミュニケーションや育成に新たな課題を感じている管理職の方も多いのではないでしょうか。部下の主体性を育み、組織全体のパフォーマンスを最大化するためには、時代に即した多角的なアプローチが不可欠です。
本稿では、行動経済学、コーチング、１対１面談という３つの手法を組み合わせることで、部下の成長とモチベーションを効果的に引き出す方法について解説します。
インソースの公開講座セットプラン
「指導力スキルアッププラン～理論と共感の両面から部下のモチベーションをあげる」はこちら
部下の行動を促す「仕掛け」作り
部下の「指示待ち」や「受け身」の姿勢を改善し、主体的な行動を促すには、行動経済学のＥＡＳＴフレームワークを取り入れることが有効です。部下が自然と行動したくなる「仕掛け」を以下の４つのポイントで作り出します。
Ｅ(Easy: 行動のハードルを下げる)
部下がスムーズに業務に取り組めるよう、必要な情報やマニュアルを整備し、育成計画を具体的に立てることが重要です。これにより、部下は迷うことなく、自ら考え行動するための土台を築くことができます。
Ａ(Attractive: 目的意識を持たせる)
若手社員の中には、業務へのモチベーションが低下しがちな場合もあります。そのような時は、その業務が「何のために行われるのか」という目的を明確に伝え、さらに部下のキャリア形成とどのように繋がるのかを提示することで、部下は自ら考え、意欲的に取り組むようになります。
Ｓ(Social: 周囲の期待を伝える)
部下は周囲からの期待を理解することで、その期待に応えようとします。質の高いフィードバックを通じて、適切なタイミングで「ほめる」「叱る」を徹底し、期待を伝えることで、部下の行動変容を促すことができます。
Ｔ(Timely: 適切なタイミングで介入する)
部下への関わり方は、多すぎても少なすぎても成長を妨げます。部下のレベルや状況に合わせて適切なタイミングで関与し、自律的な成長をサポートするバランスを見つけることが重要です。
【公開講座】行動経済学を活用した部下指導研修～部下の主体性を引き出す４つのポイント
部下の主体性を引き出すスキルを習得する研修です。部下の主体性は、上司の関与の仕方次第で変わってきます。
人を動かすための手段として注目の集まる行動経済学に基づいた指導法で、自律的な成長をサポートします。
部下の「可能性」を引き出すコーチングの視点
コーチングは、部下自身が持つ能力ややる気、強みを「引き出す」ことに焦点を当てます。部下の主体性を高め、潜在能力を最大限に引き出すためには、コーチングのスキルが不可欠です。
コーチングにおいて特に重要なのは、以下の３つのスキルです。
- 傾聴: 部下の言葉に耳を傾け、その背景にある考えや感情を深く理解することで、部下は安心して本音を話せるようになります。
- 質問: 部下自身が答えを見つけられるよう、問いかける力を養います。適切な質問は、部下自身の「気づき」を促し、自ら解決策を導き出す手助けとなります。
- 承認: 部下の長所や成長を具体的に認め、伝えることで、部下の自信とやる気を引き出します。褒めるだけでなく、時には成長のために叱ることも、相手を承認する行為となりえます。
ＧＲＯＷモデルを活用した目標達成支援
これらのスキルは、部下育成の基本プロセスであるＧＲＯＷモデルと組み合わせて活用することができます。ＧＲＯＷモデルは、以下の５つの観点から部下の目標達成を支援するフレームワークです。
- GOAL（目標の明確化）: 部下自身に具体的な目標を設定させる
- REALITY（現状把握）: 目標達成に向けた現状を客観的に把握させる
- RESOURCE（資源の発見）: 部下自身が持つ強みや利用可能な資源を見つけさせる
- OPTIONS（選択肢の創造）: 目標達成のための様々な選択肢を考えさせる
- WILL（意志の確認、計画の策定）: 行動への意志を確認し、具体的な計画を立てるよう促す
【公開講座】コーチング研修～部下の主体性を引き出すスキルを習得する
コーチングの目的は、それぞれが持っている能力ややる気、強みを引き出すことです。部下の可能性を引き出すコーチングスキルを習得する研修です。
部下の意欲や主体性を引き出すことができれば、組織力や生産性の向上につながります。
１対１面談で築く「信頼」と「一体感」
多様な働き方が進む現代、部下一人ひとりに合わせたマネジメントが不可欠です。定期的な１対１面談は、部下との信頼関係を深め、チームの一体感を醸成する重要な機会となります。
１対１面談を有意義なものにするためには、以下のポイントを意識することが肝要です。
面談の意義と進め方を理解する
面談の目的は、単なる業務報告の場ではなく、部下の成長支援とモチベーション向上にあることを明確に理解し、上司と部下双方にとって実りある対話の場となるよう準備します。
対話のコツを習得する
部下の本音や考えを引き出すためには、「オープン・クローズド質問」や「未来質問・過去質問」といった質問話法を使い分けることが有効です。これにより、部下は安心して自己開示し、自ら課題解決へと向かう力を養うことができます。
ビジョン・方向性を共有する
自部署の目標や方向性を、管理職自身の言葉で熱意を持って語る「ナラティブ」なアプローチは、部下を巻き込み、チーム全体に一体感をもたらします。部下に期待する役割や成果を具体的に示し、共通の目標に向かう意識を高めます。
リスクの芽を摘み取る
部下の体調や人間関係に関する悩みに、日頃から注意を払い、１対１面談の場で積極的に耳を傾けることが重要です。早期に異変を察知し、適切な対応をとることで、部下の心身の健康を守り、大きな問題への発展を防ぐことができます。
【公開講座】部下コミュニケーション向上研修～１対１面談を通した部下育成支援
１対１面談を通じて、部下との信頼関係を築くためのスキルを習得します。
コミュニケーションをとりやすい環境作り、やる気を引き出す対話のコツ、多様な働き方に対応したマネジメントのポイントを学ぶことができます。
多様な部下を「自走」させる指導力の高め方
部下の主体性を引き出し、モチベーションを高めるためには、行動経済学の「仕掛け作り」、コーチングによる「可能性の引き出し」、そして１対１面談を通じた「信頼と一体感の醸成」という多角的なアプローチが有効です。
多様な部下の習熟度や個性に合わせ、理論と共感の両面から指導力を磨き、部下自身の「気づき」と「動機」を引き出すことで、組織全体のパフォーマンスは飛躍的に向上します。現代のリーダーにとって、部下が自ら考え、行動し、活躍できる環境を整えることは、最も重要な役割の一つと言えるでしょう。
指導力スキルアッププラン～理論と共感の両面から部下のモチベーションをあげる
このように、「行動経済学」、「コーチング」、「１対１面談」という３つの手法から、段階的かつ実践的にスキルを高めていくことが可能です。そして、これらを一貫して体系的に学べるのが、インソースの公開講座セットプラン 「指導力スキルアッププラン～理論と共感の両面から部下のモチベーションをあげる 」です。
公開講座セットプランは、国内最多のカリキュラム数を誇るインソース公開講座の中から厳選された、複数研修のセットです。プランのご紹介ページから、複数研修へボタン一つでお申込みいただけます。１つの研修だけではなかなか学びきれない複合的なスキルを身につけ、中・長期で目指すべき人材になるための選択肢として、ぜひご活用ください。
インソースの公開講座セットプラン
「指導力スキルアッププラン～理論と共感の両面から部下のモチベーションをあげる」はこちら
セットでおすすめの研修・サービス
公開講座セットプラン
年間受講者数10万人を超えるインソース公開講座の、複数研修のセットプランをご紹介します。
数ある講座の中から、教育効果を高めるための複数研修のセットを検索いただけます。新たに公開講座をご導入いただく際や、課題に対する研修企画の際に、ぜひご活用ください。
人財育成スマートパック
人財育成スマートパックとは、公開講座や動画教材・ｅラーニング、テキスト教材など、インソースの様々なサービスをお得にご利用いただける、ポイント制割引サービスです。
機能が豊富な「かんたんお申込みシステム WEBinsource」を使って、ポイントを管理しながらご利用いただけます。前もってご購入いただくため、年間の育成計画・予算が組み立てやすくなるだけでなく、購入ポイント数に応じ、例えば公開講座なら最大５０％の割引が適用されるなど、お客さまのメリットが多いサービスです。
Leaf Lightning
Leaf Lightningは日本最大級のＬＭＳ「Leaf」をベースに、より快適な利用を求めて進化したＬＭＳです。
盤石なセキュリティ体制はそのままに、充実の機能がデフォルト搭載。研修・教育を知り尽くしたインソースが開発し、お客さまの「かゆいところに手が届く」システムを提供しています。
