若手の成長は組織活性化に直結する~3つのアプローチで環境を整備しませんか?
カギを握るのは、主体的な成長を支援する「仕組みづくり」
ビジネス環境の変化が激しくなり、これまで以上に新人・若手の早期育成が重要視されています。その一方、「自分のキャリアが見えない」「何を目標にすればいいかわからない」と悩む若手は少なくありません。
若手がキャリアを意識し、成長の手応えを得られるようにするためには、育成の仕組みを構築することが重要です。そうすることで、若手がより意欲的に成長でき、さらには組織全体も活性化していきます。ここからは若手育成を進めるうえで重要な3つのポイントを解説します。
キャリアの方向性を考える機会を提供する
自律的なキャリア形成を促進することは、組織にとって重要な施策の一つです。しかし、日々の業務に追われるなかで、キャリアを見つめ直す機会を持つことは容易ではありません。
そのため組織としては、自身の価値観や強みを整理し、キャリアの方向性を明確にする機会を計画的に設ける必要があります。こうした機会を通じて、自分が組織にどう貢献できるかを認識し、組織の目標と自身の成長を結びつけて捉えられるようになります。
自身を振り返る習慣を定着させる
若手の成長を促すためには、日々の行動を振り返る習慣を身につけることが不可欠です。振り返りといっても、ただ経験した業務を整理するだけでは意味がありません。そこから何を学び、今後どのように活かすのかを明確にすることで、成長への意識を高めることができます。
このプロセスを効果的に進めるためには、その仕組みを導入するとともに、成長を自覚し主体的に行動できるよう組織全体で支援していくことが必要です。
やる気を失うことなく、「壁」を乗り越えられるよう支援する
業務上の課題や失敗をきっかけに、若手のモチベーションが低下してしまうことがあります。こうした状況を放置すると、成長が停滞するだけでなく離職のリスクになりかねません。
そのため、誰もが直面する「壁」を明確にしながら、それらを乗り越えられるよう支援することが重要です。本人が認識していない課題にも目を向け、今後の成長を意識した視点を持たせることもポイントとなります。
おすすめの研修・サービス
(半日研修)未来の記事創作を通じて自分とチームのビジョンを探求するワークショップ
本ワークショップでは、将来的な方向性を探求し、組織内での役割や価値を明確にする機会を提供します。チームメンバーとお互いのビジョンを共有して感想を伝え合うことにより、未来のビジョンに向かって組織・チーム・個人が貢献できることを改めて考えます。
よくあるお悩み・ニーズ
- 仕事をしていく中で、個人と組織のあり方を考えてもらいたい
- 自分の業務が、組織や社会とどんな繋がりを持つのか具体的に理解してほしい
- 企業の利益創出と個人の未来のビジョンとの接点を見出させたい
リフレクション研修~Will・Can・Mustでキャリアを考える(半日間)
Points of you®というセルフコーチングツールを活用し、自身のキャリアビジョンと達成へのステップを言語化していく研修です。Will(やりたいこと)・Can(できること)・Must(するべきこと)を受講者同士で対話し、自分自身の考え方に加えて他者からの視点を得ます。明日から具体的にどう行動すべきか自分の言葉で整理することで、自身のモチベーション維持をはかります。
よくあるお悩み・ニーズ
- 自分の業務や役割に対する目的や意義を見つめ直してほしい
- 成長やキャリア設計に向けた具体的な取り組みの方向性を、主体的に見出せるよう促したい
- 数年間の業務経験で慣れてきた結果、低下したモチベーションの維持・回復に取り組ませたい
壁を乗り越えるワークショップ~レゴ®ブロックを通じて深い内省から明日からの行動を考える
手を使った感覚的なワークを通じて、言語化しにくい課題や潜在的な「壁」を可視化し、乗り越える力を高めるワークショップです。年齢別の大きな「壁」の存在はもちろんのこと、人の数だけ「壁」があることを前提とし、一人ひとりが固有の「壁」と向き合います。また、心の機微やイマジネーションを刺激する感覚的なワークによって、自分自身でも思いもよらないような「壁」に気づきやすいように設計されています。
よくあるお悩み・ニーズ
- 自分自身にどのような課題があるのかを、認識・言語化できるようにしてほしい
- 従来のキャリア研修では得られない、内省を深める体験型ワークショップを導入したい