強い組織の共通点~仕事が流れる会社は何が違うのか:26年4月27日配信
いつもお世話になっております。
株式会社インソースの伊藤です。
インソースは、日本最大級の研修実施実績があり、年間4万回以上の研修を提供しています。そうした実績を支えているのが、トヨタ生産方式をベースに、仕事を流れで捉え、次工程へ確実につなげる進め方です。先週の日経ビジネスで自動車産業の特集記事を読みながら、その原点をあらためて思い出しました。今回は、そこから見えてきた「仕事が流れる組織のつくり方」を考えてみます。
インソースの視点~成長の裏側には、うまく流れる仕組みがある
仕事には、担当者だけで完結せず、確認や承認、調整を重ねながら下から上へ進んでいくものが、どの部署にもあります。なかでも管理部門はその比重が高く、少しの認識のずれが手戻りや停滞につながりやすいのではないでしょうか。
依頼の意図が十分に伝わらない。認識のずれで手戻りが起きる。結局、いつもの担当者が間を埋める。人事や研修運営の仕事でも、こうした場面に心当たりがある方は多いと思います。AI活用が広がる今こそ、受け渡し方が曖昧なまま進めている仕事を見直す好機なのかもしれません。
AI時代は調整の余地をなくす設計が重要
仕事が滞るたびに、間に入って調整する人や、前後の意図を察して埋める人が必要になる。そうした運用は、実は仕事のスピードを落としています。何をしてほしいのかだけでなく、何のために行うのか、どの水準まで求めるのか、いつまでに必要なのかが曖昧なままでは、毎回すり合わせが発生するからです。AI活用が広がる今こそ、調整の余地そのものを減らす設計が求められているのではないでしょうか。
AI時代の業務改革は、明文化することからスタートする
インソースでも、トヨタ生産方式を学び、かんばん方式の考え方を取り入れています。営業は、何の研修を、何のために、どれだけ、いつまでに、どのように進めるのかを、案件の指示書として最初に社内システムの工程表に入力します。
その内容を踏まえて、グループコンテンツ開発本部が研修テキストを作成し、ファシリティ&ロジスティクス部が印刷や納品を担います。大事なのは、情報を細かく書くことではなく、前工程の意図が次工程に過不足なく渡ることです。AIを業務に組み込むうえでも、こうした前提が整っているかどうかで業務改革の進みに大きな差が出ます。
人が替わっても回る仕事にできているか
では、調整の余地を減らし、仕事を明文化するにはどうしたらよいのでしょうか。社長の舟橋に聞いてみたところ、返ってきたのは「調整役の人を異動させる」という答えでした。特定の人がいないと進まない仕事は、その人の経験や気配りに頼っている状態です。
異動が決まると、引継ぎ資料が整い、結果的に仕事の流れが明文化され、AI化や自動化を検討すべき部分も見えやすくなるからだそうです。「○○さんがいないと回らない」は、その人が頼りにされている証拠である一方、まだ仕組み化できる余地があるともいえます。人が替わっても回る状態に近づけていくことが、生産性向上につながります。
(半日研修)製造業向けDX推進研修~事例から成功の勘所を押さえ変革の一歩を踏み出す
製造業におけるDX推進の全体像を整理し、現状課題の把握から優先順位づけ、方針策定、実行可能な施策への落とし込みまでを学びます。
(製造業向け)部下指導研修~同じ仕事の仲間でつくる業界の掟
本研修では、製造業ならではの知識、慣習、仕事の進め方を整理し、スキルマップや業界特有の「おきて」をもとに部下指導の方法を考えていきます。
【インソースのソリューション】業務改善の基本から、AI活用までご支援可能です
インソースでは、業務の見える化や標準化といった基本的な業務改善から、生成AIを活用した新しい改善手法まで、課題に応じたご支援が可能です。研修を通じて改善の進め方を学ぶだけでなく、業務改善コンサルティングを通じて、計画づくりやマニュアル整備、推進の進め方まで支援しています。さらに、生成AIを業務にどう組み込むか、どの業務に適用できるかを整理し、教育と実務の両面から、現場で進む改善につなげていきます。
生産性向上研修~仕事の見える化でムダなく成果につなげる
ムダのない仕事の流れをつくる
必要なものを、必要なときに、必要な分だけ流す。トヨタ生産方式のジャストインタイムにも通じる発想は、製造現場に限らず、日々の業務改善にも活かせます。
本研修では、業務の中にある「5つのムダ」を整理しながら、仕事の流れを見える形で管理する手法を学びます。自分の業務を標準作業として捉え直し、周囲と協力しながら成果につなげる進め方を確認したい組織に適した内容です。
生成AIを活用した業務改善研修~業務を可視化し、AIに置き換え組織展開する
業務改善を考えるなら、AI活用も外せない
生成AIを業務に活用したいと思っても、何から手をつければよいか迷うことは少なくありません。
本研修では、自身の業務を可視化し、生成AIを組み込みやすい作業を見つけるところから始め、リスクもふまえながら活用シナリオを作成します。ツールの理解にとどまらず、業務改善としてAI活用を進めるための考え方と進め方を整理したい場合に適した内容です。
現場と経営をつなぐシリーズ~経営課題を現場のカイゼンにつなげる
経営課題を部門課題や現場の改善テーマへ落とし込み、数値化・構造化しながら改善計画やアクションプランにつなげるシリーズです。
(半日研修)Geminiのはじめ方研修~Webブラウジング機能で業務を効率化させる
GeminiでできることやChatGPTとの違いを押さえつつ、情報収集、競合調査、アンケート整理などの業務効率化に活かす方法を学びます。
参考:日経ビジネス 2026年4月20日号
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