渋沢栄一に学ぶビジネス成功の秘訣~3つの哲学を元に仕事に向き合う
日本資本主義の父と呼ばれる渋沢栄一の生き方は、時代は違えど、志を持つことの大切さを教えてくれます。渋沢栄一の思考の軌跡を辿ることは、私たちの生活や仕事への姿勢を見つめ直すよい機会となるでしょう。
渋沢栄一から学ぶ哲学1:一生貫く「志」を立てるべし
日常において、その時々の事情に流されて行動した結果、意図せぬ方向に物事が進んでしまった経験はありませんか。自分を知り、自分に合った「これだけは譲れない」という志を持って行動することで、そういった事態を回避することができます。また、志は一生貫くことが大切です。そのためには、志から乖離しない範囲で柔軟に対応することも必要です。
渋沢栄の志は「公益のために働く」であり、それは彼の生涯を通じて変わることのない信念でした。自身の事業を通じて、社会全体の発展に貢献することを目指しました。その結果、彼は日本の近代化に大いに貢献し、多くの企業や学校を創設するに至ったのです。
渋沢栄一から学ぶ哲学2:逆境を乗り越え成長すべし
生きていれば、誰しも「逆境」に遭遇するものです。渋沢栄一も、逆境に立ち向かう場面が数多くありました。彼が若い頃、日本は幕末の動乱期。生活は困難を極めていました。しかし、彼はその逆境を乗り越え、自身の信念を貫き、日本の近代化に貢献しました。彼の生き方は、逆境を恐れずに挑戦すること、そして逆境を乗り越える力を持つことが、人間の成長にとって重要であると教えてくれます。
渋沢栄一から学ぶ哲学3:自ら努力し運を切り拓くべし
"智者は自ら運命を作ると聞いているが、運命のみが人生を支配するものではない。智恵がこれに伴って、初めて運命を開拓することができるのである。"
出典:渋沢栄一著「論語と算盤」(2008年 角川ソフィア文庫)P312
運命ははじめから決まったものではなく、自身の知恵や努力によって形成され、変えることができるという渋沢栄一の考え方です。彼の生涯は、この教えを体現するものでした。
渋沢栄一は、自身が創業した第一銀行が経営難に陥った際、私財を投じて経営を立て直すことに全力を尽くしました。「自身の努力と知恵で運命を切り開くことができる」という信念を持っていたからです。この教えは、日々の困難に対峙した際に誠実に努力し続けることの大切さを伝えてくれます。
【全力解説】偉人に学ぶ仕事の向き合い方(渋沢栄一編)~志を立て、先の見えない時代を突破する
本研修では、普段の自分の仕事の向き合い方を振り返るとともに渋沢栄一の考えを学び、自分の志を考えるワークなどを通して、変化の多い今の時代を乗り越えるヒントを得ていただきます。
研修のゴール
- 渋沢栄一の考えを知る
- 改めて志を立て、仕事のやりがいに繋げる
- 逆境に立ったときの気持ちの持ち方を学ぶ
受講者の声
- 何事にも信念をもって取り組み、全力で挑戦したい
- 大きな視点で業務を進めている気でいたが、まだ小さい気持であったことに気づいた
- 一人でも多くの従業員が同じ方向を向いて仕事できるよう、日々のコミュニケーションを取っていきたい
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【全力解説】偉人に学ぶ仕事の向き合い方(岩崎四代編)~エピソードから考えるリーダーの素質
本研修は、三菱の創業者四代(岩崎弥太郎・弥之助・久弥・小弥太)の、波瀾に満ちた市況の中で業績を伸ばしたエネルギーあふれるエピソードから、リーダーとしての在り方について学びます。
【全力解説】偉人に学ぶ仕事の向き合い方(上杉鷹山編)~人を動かす思考と姿勢
上杉鷹山は、貧窮に喘いでいた米沢藩の財政を再建し、奇跡的な繁栄をもたらした日本を代表する名指導者と言われています。
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【ラインナップ】偉人に学ぶシリーズ
偉人たちが当時直面していた、戦争や経済危機、人や組織との関係性、社会の命題などの難題は、現代の世界や日本、私たちが今抱えている課題と重ねて考えることができます。
本シリーズでは、偉人の言葉が中心ではなく、実務を中心として研修を構成しています。ワークにおいても、実務での課題をテーマに、偉人の言葉を取り入れた構成を多くすることで、深い学びが得られるようにしています。