ディベートができれば会議で建設的な意見を主張できる
「一方的な主張を繰り返す」「意見を交わすうちに論点がずれていく」「好き嫌いで意見を語る」職場でこのような状況を見たことはないでしょうか。話に説得力のない人は、敬遠されて発言を求められず、また発言しても真剣に聞いてもらえません。
会議の場でのトークスキルを鍛える手段としておすすめなのが「ディベート」です。
聞き手を説得するスキルが身につく「ディベート」
ディベートとは、主題に関して賛成・反対の異なる立場に分かれて第三者を説得し、同意や納得を引き出すことを目指す討論のことです。
自分の好き嫌いや言いたいことを主張しても、他人の納得は得られません。相手の立場で考えて論点を明確にし、理解を得らえるように説明することが重要です。ディベートによってこれらのスキルを身につけることで、会議や商談の場で説得力のあるトークができるようになります。
さまざまな視点で、納得できる理由を示すことが大事
①多角的視点を持つ
ディベートでは、肯定と否定の両方の視点で論題を考えることが大切です。そうすることで、一方の立場で完璧だと思えていた論理でも矛盾や粗が見つかり、さらには、違ったメリット・デメリットも露呈します。立場を変えて何度も主張を練り、誰がきいても「納得せざるを得ない」主張を作り上げましょう。
②根拠やメリットを明確に提示する
異なる意見を持つ相手や利害が対立する相手を説得するには、全ての人が納得できる「採用されるべき理由」を示す必要があります。まずは事実をもとにした根拠になっているか、主張と根拠が論理的につながっているかを確認しましょう。そのうえで、問題の背景を理解し触れるべき論点を見極めることで、主張に「核」が生まれ、理路整然とした発言ができるようになります。
ディベートで鍛える説得力強化研修
本研修では、上の2つのポイントの習得を通して、説得力向上のスキルを身につけます。より実践的な内容となるよう、グループ内でのディベート演習も設けています。
また、反対する相手の立場にも寄り添い、客観的な事実をもとに論理的に相手を理解に導くことも重要となります。ディベートを通してその力を身につけ、会議で意見を求められるような人になりましょう。
よくあるお悩み・ニーズ
- 会議や商談の場で自分の考えを話す際の論理力、訴求力を高めたい
- 上司・同僚に説得力を持って説明できるようになり、会議・報告・提案に役立てたい
- 部下指導や他部署との交渉などで筋道を立てて説明したい
本研修の目標
- 相手の立場で簡潔にわかりやすく伝え、納得してもらえる話し方を身につける
- 納得できる「根拠」や「データ」を背景に、論理的に主張をまとめられるようになる
- 説得までの話の構成を描き、筋道を立てて説明し、合意に至ることができる
セットでおすすめの研修・サービス
説明力向上研修~管理職が遭遇する、タフな状況での説明力を鍛える
管理職に説明力が求められるシーンを想定し、説明するための心構えとスキルを習得する研修です。現状や相手の感情・論理を捉えるポイントをおさえたうえで、業務でよくあるシーンにあわせた適切な説明の仕方を体得します。
会議デザイン講座~心理的安全性を高め、「意見が出ない」を解決する
本研修は「会議で意見が出ない」という課題に焦点をあて、心理的安全性の観点で解決を検討する研修です。会議のセッティング・適切な介入の仕方、決定への導き方から会議を考え、心理的安全性の高い会議の実現を目指します。
ファシリテーション研修~会議を円滑に進行する4つのスキル
本研修では会議のファシリテーター(中立な立場の会議進行役)に必要な場のデザインスキル、対人関係のスキル、構造化のスキル、合意形成スキルを学びます。会議を円滑に進め、効率的に合意形成へと導く力を身につけます。