OODAループで突き抜ける!不確実な時代の目標達成法
「OODAループ」は、単なる理論ではなく、「実践して価値が生まれる思考法」です。どんなに優れたフレームワークでも、実際に使わなければ意味がありません。
ビジネス環境の変化に翻弄せず、チャンスに変えるために「OODAループ」という武器を手に入れましょう。あなたのチーム、そしてあなた自身が「動きながら勝つ」ために、実践的なスキルを磨くことが重要です。
変化の激しい時代に求められる"戦う思考"
「昨日の成功が、今日の失敗を招く」そんな言葉が現実味を帯びるほど、ビジネス環境の変化は加速度的に進んでいます。市場のルールは刻々と変わり、従来の「計画と実行」だけでは通用しない時代が到来しました。そんな中で注目されるのが「OODA(ウーダ)ループ」です。
OODAループは、もともとアメリカ軍が戦場での意思決定を迅速に行うために考案した理論です。「観察(Observe)」「方向付け(Orient)」「決断(Decide)」「行動(Act)」の4つのプロセスを繰り返すことで、常に状況に適応しながら素早く正しい判断を下せるようになります。
変化のスピードが速く、競争が激化する現代の市場環境は、まさに戦場のようなものです。だからこそ、OODAループのような迅速な意思決定の理論は、ビジネスの世界でも大いに役立つのです。
「考えるな、回せ!」OODAループの圧倒的スピード感
OODAループの最大の強みは、「仮説検証を繰り返しながらスピーディに前進できること」です。従来の「PDCAサイクル」が計画と検証に時間を要するのに対し、OODAループは観察した瞬間から行動へ移る流れが特徴です。まさに「考えてから動く」のではなく「動きながら考える」戦略なのです。
例えば、新しいビジネス戦略を立てる際、以下のようにOODAループを活用できます。
<例>
- 市場の変化を観察
- 競争環境や自社の強みを考慮して方向付け
- 最適なアクションを決断
- すぐに実行
さらにこのサイクルを何度も回すことで、組織全体の適応力とスピードが飛躍的に向上します。
「指示待ち組織」から「瞬時に動くチーム」へ
「上からの指示を待つ組織」と「変化に即応するチーム」、果たしてどちらが強いでしょうか?答えは明らかに後者です。OODAループを取り入れた組織は、メンバー一人ひとりが状況を観察し、主体的に方向を定め、決断し、行動する習慣が身につきます。
例えば、ある営業チームがOODAループを活用していたケースを考えてみましょう。競合が突然新商品を投入し、市場が混乱した際も、以下のように対応できます。
<例>
- 即座に情報を収集
- 自社の戦略を見直す
- 価格調整や販促戦略を決断
- すぐに行動
結果として、競争の波を乗り越え、むしろ業績を伸ばすことに成功したのです。
業績向上のための組織づくり研修~OODAループで目的を達成する編
環境変化のスピードが激しさを増しているビジネスの世界において、確実に業績を上げる組織を作るためには、「OODAループ」を学ぶことが有用です。OODAループをふまえ、刻々と変わる状況に臨機応変に対応ための組織のあり方を学びます。
リーダーの振る舞い、事例を用いた講義とワークを通じて考え、現場における実践的な活用につなげます。
よくあるお悩み・ニーズ
- 計画通りに部署の業績が上がらず、改革を検討している
- 現在の組織の仕事の進め方が遅く、目的・目標に対して不十分だと感じる
- PDCAの強化など、成果を挙げるチームのあり方を模索している
本研修の目標
- 目的達成に最適な即断、即行動の理論「OODAループ」を学ぶ
- 確実に業績を上げられる、臨機応変な組織についての理解を深める
- 自らがリーダーとしてどのように振る舞うべきか追求し、実践する
セットでおすすめの研修・サービス
上級管理職研修~10の成功事例から学ぶ構想力と変革力
様々なビジネス環境の変化を乗り越え、企業が存続するためには、新たな事業戦略や革新的な取り組みが必要です。
まず、変革者としてビジネス環境の変化を乗り越えるための「経営者マインド」を理解します。次に、小林一三氏、小倉昌男氏、江副浩正氏の成功事例から、変革に必要な「構想力」を学びます。また、最強の軍隊といわれる米国海兵隊や、優れたリーダーの金言など7つの事例から、「変化に強い組織」の特徴を学びます。
変革リーダー研修~人数を増やさず今のメンバーで変革を実現する
事業環境が想像以上のスピードで変化する現代においては、組織をまとめる調整型リーダーよりも、「組織を導く変革型リーダー」の在り方が求められる機会が増えてきました。
5年~10年後の将来を見据え、組織に有用な新しいことを実現する変革の4ステップを学ぶ研修です。掲げた目標を「実行」するための人材の捻出・その人材へのアプローチ法のほか、進捗に勢いをつけるマネジメントまでを解説します。
判断力強化研修~8つの観点で意思決定ができる管理職になる
現代の管理職には、仕事における多種多様な場面で何が最適なのかを考え、判断・決断する力が求められています。
判断における考慮すべき「観点」と「注意点」を学び、現場で適切な判断ができる力を身につけます。判断軸と判断プロセスを確立・体得し、意思決定ができる管理職になることを目指します。
階層別テスト(上級管理職向け)
部長以上の社員を対象とした階層別テストです。ビジネスパーソンに求められるスキルを洗い出し、これらのカテゴリ・スキルについてビジネスの場面で必要な「知識」を確認します。
ケーススタディなどを通じてそれを「活用できる力(活用力)」を有しているかどうかを測定します。