■「質の改善」が評価項目に
病院機能評価(公益財団法人日本医療機能評価機構)ver6(2009/2改訂)において、サービスの「質の改善」に対する取り組みの評価項目が追加されました。これにより、改善事例(計画・実績、部署横断的活動)の有無が評価され、改善活動の実施が病院の評価につながるようになりました。
しかし、現在、組織的に改善活動を推進している病院は少数です。
■TQMの導入
そこでインソースでは、TQM支援研修の導入をおすすめしています。TQMとは、Total Quality Managementの略で、「企業・組織における経営の“質”向上に貢献する管理技術、経営手法」を指します。
TQMの特徴として、以下のような点が挙げられます。
①業務の当事者が、現場において、継続的に改善活動を行う
②セクショナリズムや専門領域のラインを超えた、全員参加の活動を目指す
③お客さまの希望・要望に応え得る質の良いサービスの提供を目指す
④サービスを提供するプロセスを管理し、最適化する
⑤サービス提供のプロセスは、状況の変化にしたがって、常に変化を求める
⑥パフォーマンスに関する客観的データを収集・解析し、その結果に基づく活動を重視する
■TQMで「組織力とやりがいの向上」を目指す
研修の目的は「組織力とやりがいの向上」です。組織全体で改善活動を行うことで、病院としての評価を上げると同時に、「仕事のやりがい」を見出し、組織の活性化につなげます。
研修を通しての目標は以下の3つです。
①業務改善の「スキル」を身につける
②TQM活動によって、リーダーを養成
③他部署のスタッフとの交流を図る
■半年間かけ確実に身に付ける
①実際に現場で、TQM活動を6ヶ月程度かけて実施する
②各部から代表者2~4名程度参加し、その方々が中核になって
「TQM活動」を実施
③TQM活動の活動ワークシートを「ドリル」式にパッケージ化し、
それを一歩ずつ進める
問題の本質は何か、を徹底的に考えたカリキュラムで、現場で役立つスキルやノウハウを習得!